ティアフォーがダビドビッチ フォキナの抵抗を振りきり2大会ぶりの勝利「3連敗しなかったのは大きかった」 [シンシナティ・オープン]

写真はフランシス・ティアフォー(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月12~19日/賞金総額790万9030ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、フランシス・ティアフォー(アメリカ)がアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-3 7-6(6)で退け2大会ぶりの勝ち星を挙げた。

 夏の北米ハードコートシーズンでのティアフォーはアトランタで8強入りしたあとワシントンDCでベスト4に進出したが、前週のモントリオールでは初戦敗退に終わっていた。

 1-3から3度連続で相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したティアフォーは第2セット1-1からサービスダウンを喫した直後に追いつき、もつれ込んだタイブレークを制して1時間43分で勝利を決めた。

 ダビドビッチ フォキナは第2セット4-5から3つのマッチポイントを凌いでキープし、タイブレークでも3-5から6-5としてセットポイントを握るなど最後まで食い下がったが一歩及ばなかった。

「彼(ダビドビッチ フォキナ)はスペイン人だ。彼らは最後まで戦うとわかっていたからそれほど驚きはしなかった。もちろんあそこで勝負を決めたいけど、僕にとっていい勝利だ」とティアフォーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ここでは全然いいプレーができていなかった(通算7勝7敗)。3回戦に進んだのが一度あったくらいだと思う。このコートでは何度も負けた。でもとにかく日々を楽しんで取り組んでいくよ。もっとコンスタントに勝てるような時期がくるはずだからね。ここ2試合連続で負けていたから、3連敗しなかったのは大きかった」

 ティアフォーは次のラウンドで、ニコラス・ジャリー(チリ)を4-6 7-6(5) 7-6(4)で破って勝ち上がった第14シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。

 この日プレーしたムゼッティ以外のシード勢は第12シードのベン・シェルトン(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したライリー・オペルカ(アメリカ)との地元勢対決を7-6(3) 7-6(3)で制して2回戦に駒を進めたが、第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と第13シードのユーゴ・アンベール(フランス)は敗れた。

 ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)がアンベールに3-6 6-3 7-6(4)で逆転勝利をおさめ、ワイルドカードを得て参戦したブランドン・ナカシマ(アメリカ)は同胞のフリッツに6-4 4-6 7-6(4)で競り勝った。

 そのほかの試合ではセバスチャン・バエス(アルゼンチン)、アルトゥール・フィス(フランス)、ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、イリ・ラフェチュカ(チェコ)、ジャン・ジジェン(中国)、予選勝者の西岡良仁(ミキハウス)とアレックス・ミケルセン(アメリカ)が初戦を突破した。

 本戦は月曜日から始まっており、前日のシングルスではカレン・ハチャノフ(ロシア)とフラビオ・コボッリ(イタリア)が勝利をおさめた。第10シードのトミー・ポール(アメリカ)はコボッリに2-6 6-4 5-7で敗れ、シードダウン第1号になっていた。

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写真◎Getty Images

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