パリ五輪女子ダブルス銀メダリストのアンドレエワが夏の北米ハードコートシーズン初戦でナバーロに快勝 [シンシナティ・オープン]

写真はミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月13~19日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、17歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)が第11シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を6-2 6-2で下して夏の北米ハードコートシーズンをスタートした。

 ディアナ・シュナイダー(ロシア)とペアを組んだ女子ダブルスで銀メダルを獲得したパリ五輪以来の大会出場となるアンドレエワはファーストサーブからのポイントを82.1%の高確率で取って自分のサービスゲームをすべてキープし、各セットで2度ずつブレークに成功して1時間5分で快勝した。

「彼女(ナバーロ)はここまで素晴らしいシーズンを過ごしており、とても厳しい試合になることはわかっていた。でも私には失うものがないから、全力を尽くしてプレーすることだけを心掛けた。とにかくコートで最高レベルのプレーを発揮し、試合に勝とうとした。それができたと思う」とアンドレエワは試合を振り返った。

「思ったほど緊張しなかったから凄くうれしい。今日はサービスが素晴らしかったと思うし、アメリカの連戦ではこの調子を続けていけるよう願っている」

 アンドレエワは次のラウンドで、前日にビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)を7-6(3) 7-6(3)で破って勝ち上がった2016年大会チャンピオンのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦する。

 この日1回戦を戦ったナバーロ以外のシード勢は第10シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)と第13シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)が勝利をおさめたが、第17シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)はアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)に6-4 6-7(4) 3-6で逆転負けを喫した。

 同日には2回戦が2試合行われ、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と第15シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)が16強入りを決めた。

 そのほかの試合ではシュナイダー、レイラ・フェルナンデス(カナダ)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)、元世界ランク2位のパウラ・バドーサ(スペイン)、予選勝者のマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)とテイラー・タウンゼント(アメリカ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)が2回戦に駒を進めた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles