ディフェンディング・チャンピオンのガウフが初戦で敗れる番狂わせ、プティンセバがキャリア7度目のトップ5撃破 [シンシナティ・オープン]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月13~19日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)がユリア・プティンセバ(カザフスタン)に4-6 6-2 4-6で敗れる番狂わせが起きた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、ディフェンディング・チャンピオンのガウフはこの試合が初戦だった。ガウフは昨夏の北米ハードコートシーズンで18勝1敗と好成績をおさめたが、今年は1勝2敗の戦績で連覇に挑むUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を迎えることになった。

 ワンブレーク差で第1セットを落としたガウフは相手のサービスゲームを2度破って第2セットを取り返すと第3セットでも4-2とリードしたが、プティンセバがそこから最後の4ゲームを連取して1時間54分で勝利をもぎ取った。

 ガウフは9本のダブルフォールトを含む50本以上のアンフォーストエラーを犯し、傾きかけた流れを手放してしまった。

 トップ5の選手に対する7勝目を挙げたプティンセバは次のラウンドで、第13シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)を6-3 6-2で破って勝ち上がった元世界ランク2位のパウラ・バドーサ(スペイン)と対戦する。

 この日初戦を戦い終えたガウフ以外の上位シード勢は第3シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と第5シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)が3回戦に駒を進めたが、第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と第8シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)はそれぞれ逆転負けを喫した。

 レイラ・フェルナンデス(カナダ)がマッチポイントを凌いだ末にルバキナを3-6 7-6(3) 6-4で倒し、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のエリナ・アバネシアン(アルメニア)はオスタペンコを2-6 6-2 6-2で退けた。

 そのほかの試合では第10シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、ディアナ・シュナイダー(ロシア)、17歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)が16強入りを決めたが、女子シングルス2回戦2試合が雨で中断して翌日に持ち越されたほか1試合が延期となった。

 第9シードのダリア・カサキナ(ロシア)はタウンゼントに1-6 6-2 1-6で敗れ、2回戦で姿を消した。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles