ソフトテニス界に新しい風
8月20〜22日に行われた全国中学校ソフトテニス大会で、個人、団体と昨年から定期的に指導に行っている清明学園中学校が優勝しました。
取り組んできた内容はサービスとフォアハンドストロークの強化の2つで
◉サービスは硬式のナチュラルスピンサーブの習得を目指し、
◉フォアハンドストロークはソフトテニスの主流である踏み込んで打つ打ち方から、状況に応じたスタンスや打ち方の習得を目指しました。
ソフトテニスは硬式のような「サービスゲームはキープするもの」が絶対的な考えではありませんが、逆に言うとそれほどのサービス力があれば限りなく勝利に近づくと考え、清明学園はどこの学校よりもサービスに割く練習時間が長かったのではないでしょうか。
具体的なサービスは「ナチュラルスピンサーブ」
球のスピードが上がるほどネットかオーバーフォールトの確率が高くなります。しかしナチュラルスピンサーブの特徴は速いサーブでも確率良くサービスエリアに入るように、ボールに縦(斜め)の回転をかけます。
実は清明学園は全国大会の1週間前に行われた関東大会で、全国大会団体決勝でも戦った上青木中学校にストレートで敗れました。
その敗戦後、1stサーブの確率が悪かったため、より回転をかけて1stサーブの確率を上げる修正を行いました。この1週間しかない中でも本番で出せる再現性は、これまでコツコツと取り組んできた成果と言えます。
フォアハンドストロークはソフトテニス界も年々スピード化が進んでいます。道具の進化にともない、球のスピードとテンポが速くなっています。
硬式の世界も踏み込んで打つ打ち方から、スピード化が進むにつれ打ち方(構えがコンパクト)やスタンス(オープンスタンスなど)も進化していきました。
ならば遅かれ早かれ、ソフトテニス界もその波が訪れるだろうと、中学生という早い段階で取り組むべきだと考えました。
その考えが清明学園の高橋先生と一致し、今日に至ります。
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