ジョコビッチが金メダルを獲得したパリ五輪以来の試合でストレート勝利 [USオープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝者のラドゥ・アルボット(モルドバ)を6-2 6-2 6-4で下して大会連覇に向けた挑戦をスタートした。試合時間は2時間7分。

 同大会に2年連続18回目の出場となる37歳のジョコビッチは、これまでに4度(2011年、15年、18年、23年)タイトルを獲得。昨年の大会では決勝でニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3 7-6(5) 6-3で倒し、男女を通した最多記録を持つマーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶ24回目の四大大会制覇を果たした。

 今シーズンのジョコビッチはパリ五輪で金メダルを獲得して『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+オリンピックの金メダル)』を達成したが、ツアー大会では一度も優勝がないまま今大会を迎えている。

 ジョコビッチは次のラウンドで、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-7(7) 6-1 6-7(7) 6-4 6-2で破って勝ち上がった同胞のラスロ・ジェレ(セルビア)と対戦する。ふたりは昨年の大会では3回戦で対決し、ジョコビッチが4-6 4-6 6-1 6-1 6-3で逆転勝利をおさめていた。

 そのほかの試合では第20シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第21シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)、タロン・グリークスプア(オランダ)、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)、アルトゥール・リンデルネック(フランス)、アレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)、アルトゥール・カゾー(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 第15シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)はナカシマに2-6 1-6 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

大会初日◎8月26日|主な試合結果

男子シングルス1回戦

○82ブランドン・ナカシマ(アメリカ)6-2 6-1 6-4 ●81オルガ・ルーネ(デンマーク)[15]

○83アルトゥール・カゾー(フランス)6-1 6-3 6-3 ●84パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)

○100アルトゥール・リンデルネック(フランス)6-4 4-6 3-6 6-3 7-6(10-8) ●99クリストファー・ユーバンクス(アメリカ)[WC]

○105セバスチャン・バエス(アルゼンチン)[21] 6-4 6-7(3) 6-0 7-6(4) ●106ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)

○108タロン・グリークスプア(オランダ)6-1 6-3 7-6(6) ●107スミト・ナガル(インド)

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○109リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)7-6(1) 3-6 6-4 6-3 ●110アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)

○117アレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)6-3 7-5 5-7 6-2 ●118ドミニク・コプファー(ドイツ)

○120フランシス・ティアフォー(アメリカ)[20] 6-4 6-3 4-6 7-5 ●119アレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)

○125ラスロ・ジェレ(セルビア)6-7(7) 6-1 6-7(7) 6-4 6-2 ●126ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)

○128ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] 6-2 6-2 6-4 ●127ラドゥ・アルボット(モルドバ)[Q]

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写真◎Getty Images

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