『ミニサイズの私のような少女』の応援に支えられたサバレンカが2回戦に快勝「本当に可愛らしい瞬間だった」 [USオープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、右後ろに見えるのが熱心に応援していた少女(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がルチア・ブロンゼッティ(イタリア)を6-3 6-1で下してベスト32に進出した。

 第6ゲームをブレークしたリードを守って第1セットを先取したサバレンカは第2セットも4-0とリードを広げ、最後にもう一度相手のサービスゲームを破って1時間1分で快勝した。

 肩のケガもあってウインブルドンとパリ五輪に参戦しなかったサバレンカは前哨戦のシンシナティで1セットも落とさずタイトルを獲得して今大会を迎えており、連勝を「7」に伸ばした。

 しかしこの試合で観客の心を奪ったのは、サバレンカと同じウェアを身に着けベンチの斜め後ろに陣取って試合中にずっと大きな声援を送っていた幼い女の子だった。

「本当に可愛らしい瞬間だった。見上げると大きなスクリーンにミニサイズの私のような少女が映っていたの。凄くキュートだったわ」とサバレンカは試合後に話した。

「若い世代に刺激を与え続けるための大きなモティベーションになる。それがメインゴールよ」

 試合後に自分の携帯電話を手に虎のぬいぐるみを持った少女の元に向かったサバレンカは、「一緒に写真を撮ってもいいかしら」と尋ねた。大好きな選手と対面した少女の腕には、サバレンカが入れている虎のタトゥーのようなものも入っていた。

 サバレンカは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した16歳のイバ・ヨビッチ(アメリカ)を4-6 6-4 7-5で破って勝ち上がった第29シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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