過去6度のグランドスラム本戦で未勝利だったクルーガーが『Z世代』対決の2回戦でアンドレエワを倒す番狂わせ [USオープン]

写真はアシュリン・クルーガー(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、アシュリン・クルーガー(アメリカ)が第21シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)を6-1 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 1-1から5ゲームを連取して第1セットを先取したクルーガーは第2セット5-2からサービスダウンを喫したが、2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間4分で勝利を決めた。

 ともに『Z世代』のふたりは今回が初対決で、3歳年上のクルーガーは過去6度のグランドスラム本戦で1勝も挙げたことがなかった。

 17歳のアンドレエワは6月のフレンチ・オープンでアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)から初勝利を挙げるなどして4強入りしたあと7月にヤシでツアー初タイトルを獲得し、前哨戦のシンシナティ準々決勝では6-4 3-6 5-7で敗れはしたが世界ナンバーワンのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と最後まで互角に渡り合っていた。

 しかしこの日のアンドレエワは立ち上がりからミスが早く、ラリーの主導権を握ることができなかった。

 試合後のオンコートインタビューで20歳のクルーガーはこの勝利について「電撃的」と表現し、「USオープンで3回戦に進出するなんて夢のようだわ」と語った。

 クルーガーは次のラウンドで、マリー・ブーズコバ(チェコ)を3-6 7-6(1) 6-3で破って勝ち上がった第16シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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