ポプリンが今季3度目の対決でジョコビッチから初の金星「できると思っていた」 [USオープン]

写真は大金星で初のグランドスラム16強入りを決めたアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第28シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)がディフェンディング・チャンピオンで第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-4 6-4 2-6 6-4で倒す金星を挙げた。

 2セットダウンから第3セットを取り返したジョコビッチは第4セット序盤のチャンスを生かせず先にサービスダウンを喫するとブレークポイントを悉く凌がれて2-5と追い込まれ、ポプリンがひとつブレークを返されたあと2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして3時間19分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。

「僕にとってはモントリオール優勝のほうが今日よりもずっと大きなことだった。ATPマスターズ1000のタイトルだからね。今日の(ジョコビッチに対する)勝利は自分にもできると思っていた。マスターズ1000で優勝するなんて考えたことすらなかったんだ」とポプリンは試合後の記者会見で語った。

 ふたりは今季のグランドスラム大会で2度(全豪2回戦、ウインブルドン3回戦)対決し、ジョコビッチが2試合とも苦戦を強いられながらも4セットで勝っていた。

「今年のオーストラリアン・オープンとウインブルドンでジョコビッチと対戦した経験が今夜の試合で勝てるという自信になっていた。だから実際に勝ったとき、自分が感じていたことが正しかったのだと証明された気がした。信じられないことじゃなかったんだ」

「試合前にも言ったけど、前回の2試合で僕はチャンスを生かせなかった。でも今日はチャンスをものにすることができた。もっと調子がいい試合もあったから、レベル的には最高ではなかったかもしれないと思う。でも落ち着きぶりや戦術的なプレーができた部分では、これまでプレーした中で最高の試合のひとつだったと思う」

 初のグランドスラム16強入りを決めたポプリンは次のラウンドで、第13シードのベン・シェルトン(アメリカ)との地元勢対決を4-6 7-5 6-7(5) 6-4 6-3で制して勝ち上がった第20シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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