メドベージェフがアーサー・アッシュ・スタジアムのナイトセッションで続いた波乱の連鎖を断ち切り3回戦をクリア「番狂わせは大した問題ではない」 [USオープン]

写真はシード対決を制して16強入りを決めたダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第31シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-3 6-4 6-3で下してベスト16に進出した。

 第1セットと第3セットで先にサービスダウンを喫したメドベージェフは3度ブレークを許したが、手にした20回のブレークポイントのうち7つをものにして2時間18分で勝利を決めた。

「厳しい試合だった。少しアップダウンがあった。ある瞬間から僕のほうが彼(コボッリ)よりもずっといいサービスゲームができるようになった」とメドベージェフは試合を振り返った。

「トリッキーな試合だった。湿度が高く、凄く暑かった。そのせいでコートが少し遅くなっていたと思う。でもプレーするのは楽しかった。こんなに遅い時間なのに観客がいっぱいだったし、僕は楽しんでいたよ」

 アーサー・アッシュ・スタジアムのナイトセッションではグランドスラム2大会連続優勝中だった第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)とタイトル防衛を目指していた第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2日連続で敗れる波乱が起きていたが、この日は同じことが起こらなかった。

「前にも言ったように、僕にとって番狂わせは大した問題ではない。唯一言えるのは、コンディションに問題がある場合は優勝候補たちと他の選手の差が小さくなるかもしれないということだ。だからもっと慎重になる必要がある」とメドベージェフは語った。

「いいテニスをすれば優勝することだってできる。いいプレーができないと誰に対しても負けてしまう可能性があるんだ」

 2021年大会チャンピオンのメドベージェフは次のラウンドで、18歳のヤクブ・メンシク(チェコ)を6-7(5) 6-1 3-6 7-6(6) 6-0で破って勝ち上がったヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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