オーストラリアン・オープンに続く2度目のチャンスをものにしたキッチュノック/オスタペンコがグランドスラム初優勝 [USオープン]

写真は女子ダブルスで優勝を飾ったリューメラ・キッチュノック(ウクライナ/右)とエレナ・オスタペンコ(ラトビア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子ダブルス決勝で第7シードのリューメラ・キッチュノック(ウクライナ)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)がクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)/ジャン・シューアイ(中国)を6-4 6-3で下し、全試合ストレート勝利で栄冠に輝いた。

 4-1から4-4に追いつかれたあと2ゲームを連取して第1セットを先取したキッチュノック/オスタペンコは第2セットで1-3とリードされたが、そこから最後の5ゲームを連取して1時間28分で同ペアでのグランドスラム初優勝を決めた。

 キッチュノックとオスタペンコのコンビは、今回が10度目のグランドスラム参戦。1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で初めて決勝に進出したが、シェイ・スーウェイ(台湾)/エリース・メルテンス(ベルギー)に1-6 5-7で敗れていた。

 今大会でのキッチュノック/オスタペンコは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のジェシー・アニー/ジェシカ・ファイラ(ともにアメリカ)を6-3 6-3で、2回戦でジアン・シンユー(中国)/二宮真琴(エディオン)を6-3 6-3で、3回戦で第12シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)/ラウラ・シグムンド(ドイツ)を6-3 7-6(5)で、準々決勝でアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/イリーナ・クロマキワ(ロシア)を7-6(2) 6-4で、準決勝では第10シードのチャン・ハオチン(台湾)/ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-1 6-2で破って決勝進出を決めていた。

  ともに別のパートナーと組んで四大大会の同種目で複数のタイトルを獲得した実績を持つムラデノビッチ(6勝)とジャン(2勝)は1回戦で第2シードのシェイ/メルテンス、準決勝では第3シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)/テイラー・タウンゼント(アメリカ)と今季のグランドスラム優勝ペア2組を倒して決勝の舞台に辿り着いていた。

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写真◎Getty Images

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