大会初優勝を目指す世界1位シナーが同じ2001年生まれのドレイパーを退けキャリア2度目のグランドスラム決勝進出 [USオープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア/手前)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第25シードのジャック・ドレイパー(イギリス)を7-5 7-6(3) 6-2で退け大会初優勝に王手をかけた。

 6-5から2度目のブレークに成功して第1セットを先取したシナーはすべてサービスキープで進んだ第2セットもタイブレークの末に奪取し、第3セット2-2から最後の4ゲームを連取して3時間3分で勝利を決めた。

 同大会に6年連続出場となる23歳のシナーは、2022年の準々決勝進出がこれまでの最高成績だった。第6シードで臨んだ昨年は、4回戦でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4-6 6-3 2-6 6-4 3-6で敗れていた。

 体調不良でパリ五輪欠場を余儀なくされたシナーはUSオープンシリーズ2大会でプレーし、シンシナティ(ATP1000/ハードコート)でタイトルを獲得するなど6勝1敗の戦績で今大会を迎えている。

 この結果でシナーは、ドレイパーとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。ともに2001年生まれの両者は2021年6月にロンドン(ATP500/グラスコート)の1回戦で一度対決しており、ドレイパーが7-6(6) 7-6(2)で勝っていた。

 今大会でのシナーは1回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を2-6 6-2 6-1 6-2で、2回戦でアレックス・ミケルセン(アメリカ)を6-4 6-0 6-2で、3回戦でクリストファー・オコネル(オーストラリア)を6-1 6-4 6-2で、4回戦で第14シードのトミー・ポール(アメリカ)を7-6(3) 7-6(5) 6-1で、準々決勝では第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-2 1-6 6-1 6-4で破って4強入りを決めていた。

 シナーはキャリア2度目のグランドスラム決勝で、第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と第20シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)の勝者と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles