ジダンセクが4つのマッチポイントを凌いだ末にポドロスカを倒して準決勝へ「とにかく生き残ろうと全力を尽くそうとしていた」 [タイ・オープン2]

写真はオーストラリアン・オープンでのタマラ・ジダンセク(スロベニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「タイ・オープン2」(WTA250/タイ・ホアヒン/9月16~22日/賞金総額26万7082ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、タマラ・ジダンセク(スロベニア)がナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)に4-6 7-6(3) 7-6(3)で逆転勝利をおさめてベスト4進出を決めた。

 ブレーク合戦の末に第1セットを先取したポドロスカは第2セットも3-1とリードしたが、そこから奮起したジダンセクがともにタイブレークにもつれ込んだ続く2セットを制して3時間41分で競り勝った。

 ポドロスカは第3セット5-4で40-0からブレークバックを許し、6-5で迎えた2度目のサービング・フォー・ザ・マッチでも40-30のチャンスをものにすることができなかった。

「もし2セットで負けていたら、フィジカルが敗因だったと答えるでしょうね。でも最終的に私たちは4時間近くもプレーした。終盤はとにかく生き残ろうと全力を尽くそうとしていた。だからフィジカルは勝敗を分ける要因ではなかった」とジダンセクは試合後にコメントした。

「昨夜の遅くに試合を終えて今日は第1試合だったから、結果には満足している」

 ジダンセクは次のラウンドで、ヤナ・ファット(クロアチア)を4-6 6-4 6-1で破って勝ち上がったレベッカ・スランコバ(スロバキア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝はラウラ・シグムンド(ドイツ)とアリアンヌ・ハトーノ(オランダ)の顔合わせとなった。36歳のシグムンドがレベッカ・マサロバ(スペイン)を6-3 6-4で退け、予選勝者のハトーノは日本の本玉真唯(安藤証券)に4-6 6-2 6-3で逆転勝利をおさめた。

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写真◎Getty Images

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