内山靖崇が2回戦でトップシードのルーネを倒す番狂わせ、2019年10月の東京以来となるキャリア3度目のツアー8強入り [杭州オープン]

写真は内山靖崇(積水化学工業)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「杭州オープン」(ATP250/中国・浙江省杭州/9月18~24日/賞金総額108万1395ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、内山靖崇(積水化学工業)が第1シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を7-5 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ルーネはこの試合が初戦だった。競り合いの末に第1セットを先取した内山は第2セット0-3から5ゲームを連取し、最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間40分で勝利を決めた。

 ツアーレベルのシングルスで内山が8強入りしたのは、2019年10月の東京(ATP500//ハードコート)以来でキャリア3度目となる。

 珠海選手権と入れ替わって新設された同大会に初めて出場した32歳の内山は、予選2試合を勝ち抜き2022年10月以来のツアー本戦入り。元世界ランク78位の内山はケガの影響もあって苦しい時期が続いていたが、今季はチャンレンジャー大会で2勝を挙げるなどして269位から160位まで上げて今大会を迎えている。

 両者は今回が初顔合わせ。内山は木曜日に行われた1回戦でラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジェームズ・マッケイブ(オーストラリア)を6-4 6-4で破り、ツアーレベルで2021年シーズン以来の勝ち星をマークしていた。

 内山は次のラウンドで、元世界ランク3位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したチリッチは2回戦で、第8シードの西岡良仁(ミキハウス)を6-4 6-1で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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