ガウフに逆転勝利のサバレンカが5年越しの大会3連覇に王手「第1セットはほとんどチャンスがなかった」 [武漢オープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 5年ぶりの開催となるWTAツアー公式戦「Dongfeng Voyah武漢オープン」(WTA1000/中国・湖北省武漢/10月7~13日/賞金総額322万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)に1-6 6-4 6-4で逆転勝利をおさめて5年越しの大会3連覇に王手をかけた。

 立ち上がりに好スタートを切って第1セットを先取したガウフはブレーク合戦となった第2セットで4-2とリードしたが、そこから4ゲームを連取して試合を振り出しに戻したサバレンカが第3セット4-1から4-4に追いつかれながらも最後に相手のサービスゲームを破って2時間26分で競り勝った。

 ガウフは前週の北京で今季2勝目を挙げて今大会を迎えていたが、連勝は「9」でストップした。

「正直に言って、第1セットはただただ彼女(ガウフ)に圧倒された。彼女が何をしてもコートに入ってきたし、すべてがアグレッシブだった。私にはほとんどチャンスがなかった」とサバレンカは試合を振り返った。

「第2セットで彼女のスピードが落ち、私はそこに付け込んで彼女に大きなプレッシャーをかけることができた。ネットに出てポイントを取り、更にプレッシャーをかけた。どちらが先に仕掛けて主導権を握るかにかかっていたと思う。第2セットで流れが変わったのはそこだったし、第3セットでもそうだった」

 第2セットと第3セットの9本ずつを含む合計21本のダブルフォールトを犯したガウフについて、「誰よりも気持ちがわかる。私は彼女が何を経験しているのか知っている」とサバレンカは話した。

「これは本当に難しいし厳しいことよ。彼女がこのサービスの状況を克服できれば、既にベストプレーヤーのひとりだけど偉大な選手たちのひとりになるのは間違いないでしょうね」

 同大会での戦績を16勝0敗としたサバレンカは決勝で、ワン・シンユー(中国)との地元勢対決を6-3 6-4で制して勝ち上がった第5シードのジェン・チンウェン(中国)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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