2024-10-20

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『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー

駒田唯衣選手(左)と富田悠太選手(右)


  全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアインドアステージ』が、本格的なジュニア育成に着手して『ノア・ジュニアテニスアカデミー』を開校したのは2016年のこと。現在は全国に8つのアカデミーを運営する。中でもこれまで国内のトップジュニアを何人も輩出してきたのが神戸垂水校だ。一般クラスはなく全日本ジュニアに出場するレベルの選手が10人近く在籍するが、そこに今年の14歳以下の国別対抗戦『ワールドジュニア』に選出された駒田唯衣選手と、夏の全日本ジュニア18歳以下で2年連続準優勝した富田悠太選手がいる。


 「来年はグランドスラム・ジュニアに出たいですし、18歳までにはプロ転向したいと今は思っています」と語る駒田選手

 駒田唯衣選手 Interview
 
――神戸に拠点を移されました。
 
「思い切った決断ではあったんですけど、3年間富士薬品さんのサポート(富士薬品セイムスワールドチャレンジプログラム)で海外での試合をたくさん経験させていただき、そのおかげもあり、さらに世界で活躍できる選手になりたいという気持ちが大きくなったのが理由です」
 
――神戸に来て変化はありましたか。
 
「以前はラリーをしているだけで相手がミスをしてくれることが多かったんですけど、ここに来てもっと自分らしいプレーを見つけることができました。コーチ(寺嶋啓コーチ、大渕篤志コーチ)のおかげで得意のフォアハンドを使って中に入って以前よりも攻めるプレーができるようになったと思います」
 
――ワールドジュニアで日本は8位でしたが、どんな経験でしたか。
 
「いろんな国の同年代トップの人たちと試合をしたのでレベルは高かったです。チーム戦なので自分の勝ち負けだけでは済まないので緊張して、自分らしいプレーができませんでした。ミスが多く日本に帰ってきてもしばらく調子が戻らないくらい悔しさの残る大会でした」
 
――お手本にしている選手や憧れの選手はいますか?
 
「ジュスティーヌ・エナン選手が一番好きです。攻めが速く器用さもあり、アグレッシブにどんどんエースを取りにいくプレースタイルはお手本になります」
 
――そういうテニスを目指す中で課題は何でしょう。
 
「試合になると緊張してラケットが振れなくなりミス待ちになることがあります。粘りにはかなり自信があるんですけど、チャンスボールが来たときも力んだりするので、もっとリラックスして自分からポイントを取りにいけるようになりたいです」
 
――今後の目標を聞かせてください。
 
「今はまだITFジュニアランキングは400位台なので、まずはITFのポイントをたくさん取って、今年中には150位くらいに入りたいです。来年はグランドスラム・ジュニアに出たいですし、18歳までにはプロ転向したいと今は思っています」
 

駒田唯衣(こまだ・ゆい)
 
生年月日◎2010年6月15日(14歳)
出身◎愛知県一宮市
身長◎161cm
利き腕◎右利き/両手打ちバックハンド
主な成績◎国内大会▶︎2022年全国小学生優勝、全日本ジュニアU12優勝、全国選抜ジュニアU14優勝、2023年RSK全国選抜ジュニア優勝、国際大会▶︎2022年エディーハー(アメリカ)U12準優勝、ベアヒェン・カップ(ドイツ)U12優勝など
 
|選手紹介|
昨年まではノア名古屋瓢箪山校を拠点にしていたが、今年5月に神戸垂水校へ移籍。昨秋から、国内で開催される大会を中心にITFジュニアツアーに参戦している。今年6月の兵庫国際ではITF初優勝を果たし、7月のオランダでは2大会連続で決勝に進出した。9月に大阪で開催された世界スーパージュニアで初めてITFの『J500』レベルの大会に挑戦。グランドスラムに次ぐ格付けの大会で、目標としていた1回戦突破を果たし、トップシードのテレザ・クレイコバ(チェコ)と対戦。2-6、1-6で敗れたが、「自分の力が世界のトップクラスにどこまで通用するか試したい」と話していた駒田選手にとって貴重な経験になった。





3年前の体験レッスンをきっかけにノア・ジュニアテニスアカデミー生となった富田悠太選手。国際大会、海外遠征などを経験して得た自信を胸に、ジュニア最後の年に臨んでいる

富田悠太選手 Interview
 
――神戸に来た理由を教えてください。
 
「今から3年前、スーパージュニアで準優勝する2週間くらい前にノアに体験に行き、そのときに見てくれたトレーナーさん(山崎順也トレーナー)の指摘で、課題だったフォアハンドが劇的に変わりました。体の使い方を改善してもらい、僕にはそれがフィットしたんです。スーパージュニアで準優勝、次の週のジャパンオープンジュニアで優勝して、初めてITFのポイントが取れました。それからジュニアのツアーをまわれるようになったことで『世界』や『プロ』を意識し始めるようになり、ノアの環境や練習内容にも興味を持ち高校入学と同時に神戸に来ました」
 
――環境や練習内容については。
 
「ハードコートがあり、コーチとの1対1の練習やプロの選手と打たせてもらう機会も多く、将来を見据えたアドバイスや指導をしてくれていると感じています。プライベート感がすごくありプロの練習に近いという印象です」
 
――海外の大会では、韓国の『J100』での準優勝が最高成績になりますか?
 
「優勝や準優勝という成績でいえば、そうなります。でも自分の中では、去年の3月にブラジルで、僕らの世代のトップクラスのダーウィン・ブランチに2回戦で勝ったことと、次の試合でジョアン・フォンセカという、今はもうATPでも100位台になっている選手から1セットを取ったことが大きかったです。結果は3回戦負けですけど、一番手応えを感じた大会でした」
 
――ジュニアは今年が最後ですが、進路は?
 
「最近どこに行っても聞かれます(笑)。でもまだ決まっていません。今年はフューチャーズにも出ているので、いろんな人に意見を聞いています。高校を出てすぐにプロになった人、日本の大学に行った人、外国の大学に行った人……あらゆるパターンの経験者がいるので。プロの選手も相談に乗ってくれます。結局、誰かの意見に頼るのではなく自分で決めないといけないことだと思うので、ノアのコーチたちとも相談しながら考えたいと思います」
 

富田悠太(とみだ・ゆうた)
 
生年月日◎2006年10月31日(17歳)
身長◎170cm
利き腕◎右利き/両手打ちバックハンド
主な成績◎国内大会▶︎2018年全日本ジュニアU12優勝、2021年全国選抜ジュニアU15優勝、2022年全日本ジュニアU16優勝、全日本ジュニアU18準優勝、国際大会▶︎2021年ジャパンオープンジュニア(G4)優勝、世界スーパージュニア(G4)準優勝、2022年ITF埼玉国際ジュニア(G3)優勝、J100Andong(韓国)準優勝など
 
|選手紹介|
小学生の頃から全国トップクラスで活躍。国際大会でも2021年の世界スーパージュニアで準優勝、続くジャパンオープン・ジュニアで優勝して海外挑戦への足掛かりに。昨年は1月の全豪オープン・ジュニアにワイルドカード(主催者推薦)で出場。3月には日本テニス協会が実施する『レッドクレー育成プロジェクト』の派遣選手として南米に遠征。パラグアイとブラジルの3大会に出場し、ブラジルの『J500』ではジュニアランキング最高4位のダーウィン・ブランチ(アメリカ)から勝利を挙げた。最近はジュニア大会からプロ大会へと徐々に軸足を移し、国内で『M25』や『M15』に積極的に参戦している。ノア・テニスアカデミーの寮生活で自炊する中で料理にも目覚め、SNSで『とみずキッチン』として日々の料理を公開。テニスコートでの活躍と並んで、キッチンでの努力と才能にも要注目のプレーヤーだ。


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