危機を乗り越えたチチパスが接戦を制して準々決勝へ「へとへとになった」 [ヨーロピアン・オープン]

写真はロレックス上海マスターズでのステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・アントワープ/10月14~20日/賞金総額76万7455ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が苦戦を強いられながらも予選勝者のチアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)を7-6(5) 4-6 7-5で退けベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、チチパスはこの試合が初戦だった。タイブレークの末に第1セットを先取したチチパスは第7ゲームで初のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット5-5から3つのブレークポイントを凌いでキープしたあと最後にようやくブレークに成功して2時間20分の激闘に終止符を打った。

「試合に留まらなくてはならないからへとへとになったよ。クレイジーなカムバックだった。(第3セット第11ゲームで)リードされたときは何とか踏ん張っていいディフェンスをすることができた」とチチパスは試合を振り返った。

「最後は心理戦だったけど、僕は緊張をうまくコントロールすることができた。普段は守備的なショットを軸に試合を組み立てるのは好きじゃないけど、うまく機能させるために自分のできることを駆使して戦わなければならなかった」

 チチパスは次のラウンドで、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第5シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)と対戦する。

 そのほかの試合では第8シードのマルコス・ギロン(アメリカ)がアルトゥール・リンデルネック(フランス)に7-6(6) 7-6(4)で競り勝ち、ジズー・ベルグス(ベルギー)は第4シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)を6-4 6-3で倒し、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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