サービス好調のブブリクが19歳フィスの挑戦を退け今季2勝目、ダブルスはチチパス兄弟が初優勝 [ヨーロピアン・オープン]

写真はユナイテッドカップでのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・アントワープ/10月16~22日/賞金総額75万950ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が第4シードのアルトゥール・フィス(フランス)を6-4 6-4で下して今季2勝目を挙げた。

 26歳のブブリクがATPツアーでタイトルを獲得したのは、6月のハレ以来でキャリア3度目(準優勝6回)となる。この勝利でブブリクは、大会後に更新される世界ランクで30位に浮上することが確実となった。

 37回あったファーストサーブから1ポイントしか落とさなかったブブリクは直面した3度のブレークポイントをすべてセーブし、各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破って1時間15分で勝利を決めた。

「僕はすべての試合でサービスを軸にプレーした。僕は彼が大物になる前に決勝で倒すことができてラッキーだとアルトゥールに伝えたんだ。それが僕にとって唯一のオプションであり、うまく実行できたと思う」とブブリクは試合後のオンコートインタビューで語った。

「実を言うと、2つ目のタイトルを獲得したときにコーチが『もしかしたらこれが最後かもしれない。もう二度とタイトルを獲れないかもしれない』と言われたんだ。(だからこそ)最高の気分だったし、ここでもう一度タイトルを獲れたことは僕にとって本当に意味がある」

 19歳のフィスは5月のリヨンに次ぐツアー2勝目を逃したが、シーズン末にサウジアラビア・ジッダで開催される男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」出場権を争うレースランキング(Race to Jeddah)で4位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に207ポイント差まで迫った。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、ペトロス・チチパス/ステファノス・チチパス(ともにギリシャ)がアリエル・ベアル(ウルグアイ)/アダム・パブラシェク(チェコ)に6-7(5) 6-4 [10-8]で競り勝ち同ペアでの初優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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