カサキナが2つのマッチポイントを凌いで準々決勝に辛勝「逆転のチャンスはあるとわかっていた」 [寧波オープン]

写真はチャイナ・オープンでのダリア・カサキナ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「寧波オープン」(WTA500/中国・浙江省寧波/10月14~20日/賞金総額92万2573ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第5シードのダリア・カサキナ(ロシア)がユリア・プティンセバ(カザフスタン)に6-4 1-6 7-6(6)で競り勝ちベスト4進出を決めた。

 4-1から5ゲームを連取されて第1セットを落としたあと1ゲームしか与えず第2セットを取り返したプティンセバは一進一退で突入した第3セットのタイブレークで6-4と先にマッチポイントを握ったが、カサキナがそこから最後の4ポイントを連取して2時間41分で勝利をもぎ取った。

「もちろん3セットになることは望んでいなかった。でもユリアと対戦するとよくこういうことが起こるから、このような展開は予想していたわ」とカサキナは試合後にコメントした。

「試合中はずっと劣勢だったけど、逆転のチャンスはあるとわかっていたし実際にやってのけた。テニスとはそういうもので、ファイトすれば99%くらいの確率でチャンスが訪れる。かなりレベルの高い試合だったと思うし、私たちは全力を尽くして戦った」

 カサキナは次のラウンドで、第6シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-3 6-2で破って勝ち上がった第8シードのパウラ・バドーサ(スペイン)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ミルラ・アンドレエワ(ロシア)とカロリーナ・ムチョバ(チェコ)のノーシード対決となった。ムチョバが最終試合で1セットダウンから巻き返して第7シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)を2-6 6-2 6-3で倒し、17歳のアンドレエワは7-6(5) 3-2とリードした時点で第4シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)が左脚のケガを理由に棄権したため勝利が決まった。

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写真◎Getty Images

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