39歳ワウリンカが昨年8月以来のトップ10撃破、ATPツアー史上3番目の年長記録でツアー4強入り [ATPストックホルム]

写真はロレックス上海マスターズでのスタン・ワウリンカ(スイス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・ノルディック・オープン」(ATP250/スウェーデン・ストックホルム/10月14~20日/賞金総額76万7455ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)が第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に7-6(5) 7-6(5)で競り勝ちベスト4進出を決めた。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に先取したワウリンカは第2セット2-0から2-2に追いつかれたが、ふたたびもつれ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間52分で昨年8月以来の対トップ10勝利をもぎ取った。

「カギは集中力を保ち、自分自身に対してポジティブな姿勢を崩さないことだった」とワウリンカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ルブレフは本当に素晴らしい選手だけど、僕も調子がいいしよく動けていた。少し主導権を握ることができ始め、観客の応援のおかげで戦いやすくなった」

 5度目の対決でルブレフに3勝2敗と勝ち越した39歳のワウリンカは、1990年に創設されたATPツアーでジミー・コナーズ(アメリカ)とイボ・カルロビッチ(クロアチア)に次ぐ3番目の年長記録でツアー4強入りを果たした。

「年齢は変えられないけど、コートに入ったら常に戦おうとすることが僕にとって一番大事なことだ」とワウリンカは話した。

「僕は向上心を持って自分がやっていることを楽しんでいる。僕が現役を続けているのは、たくさんの人たちからいいエネルギーを貰ってこのような試合をすることなんだ。明日にもう1試合プレーできるチャンスを得て凄くうれしいよ」

 ワウリンカは次のラウンドで、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を7-6(9) 6-2で破って勝ち上がった第4シードのトミー・ポール(アメリカ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とタロン・グリークスプア(オランダ)顔合わせとなった。第3シードのディミトロフがドミニク・ストリッカー(スイス)を6-3 6-2で退け、第7シードのグリークスプアは第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を7-5 7-6(5)で振りきった。

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写真◎Getty Images

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