コリンズが引退を撤回「物語はまだ終わっていない」

写真はクレジット・ワン・チャールストン・オープンで今季2勝目を挙げたダニエル・コリンズ(アメリカ/右)とパートナーのブライアン・キップ氏(Getty Images)


 今季限りでの引退を表明していたダニエル・コリンズ(アメリカ)が自身のインスタグラムを更新し、来季もプレーを続ける意向を表明した。

 1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の2回戦でイガ・シフィオンテク(ポーランド)を追い詰めながらも4-6 6-3 4-6で惜敗したコリンズは、試合後の記者会見で関節リウマチや子宮内膜症などの健康問題や家族を持ちたいという希望から「これが私にとって競技生活最後のシーズンになる」と発表していた。

 しかしそれから3月から5月にかけてマイアミ(WTA1000/ハードコート)とチャールストン(WTA500/クレーコート)でタイトルを獲得するなどキャリア最長のマッチ15連勝を飾ったコリンズは、2月の時点で71位だった世界ランクでトップ10復帰を果たしていた。

 インスタグラムに投稿したメッセージの中で子宮内膜症や不妊治療について数人の専門医に診てもらったことを明かしたコリンズは「思ったよりも時間がかかりそう」と説明し、「物語はまだ終わっていません。2025年にツアーに戻ります」と宣言した。

「人生に保証はありませんが、2024年の勢いに乗って不妊治療の道のりにもっと確信が持てるようになるまでプレーを続けたいと思っています。今のところ保証できるのは、もっと素晴らしい試合ができるということです」

 コリンズは7月末のパリ五輪(クレーコート)で8強入りしたあとツアー3大会連続で初戦敗退を喫しているが、11月の「ビリージーンキングカップ・ファイナルズ」(スペイン・マラガ/室内ハードコート)と12月末に開幕する男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」(オーストラリア・パース、シドニー/ハードコート)でアメリカ代表に選ばれている。

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写真◎Getty Images

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