シェルトンが準決勝でよき友人フィスに東京のリベンジ「今週は僕が優勝できるよう願っている」 [スイス室内]

写真はUSオープンでのベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「スイス室内バーゼル」(ATP500/スイス・バーゼル/10月21~27日/賞金総額254万835ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第6シードのベン・シェルトン(アメリカ)が第7シードのアルトゥール・フィス(フランス)を6-3 7-6(9)で振りきり今季2勝目に王手をかけた。

 自分のサービスゲームで一度もピンチに陥ることなくすべてキープしたシェルトンは4-3から唯一のブレークに成功して第1セットを先取し、第2セットのタイブレークで3-6から5つのセットポイントを凌いだ末に2度目のマッチポイントをものにして1時間18分で勝利を決めた。

 20歳のフィスは7月のハンブルクと今月の東京で勝っていたが、ATP500大会での連勝は「13」でストップした。

「今日は本当にサービスがよかった。アルトゥールに返されたらどうなるかわかっているからそうするしかなかったんだ。できるだけクリーンに打ち抜くことが目標だったけど、本当にうまくできた」とシェルトンは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼のサービスもよかったから長いラリーは少なかった。本当にハイレベルな試合だった。あのタイブレークをどうやって取ることができたのかわからないよ」

 今大会でダブルスのペアを組むなどよき友人同士でもあるふたりは9月に東京の準々決勝で対決してフィスが7-5 6-7(5) 7-6(2)で勝っていたが、シェルトンはそのときの雪辱を果たした。

「友人と対戦するのは常に難しいことだと思うけど、東京で彼に負けてリベンジしたいと思っていたから僕のほうが気持ち的には少し楽だったかもしれない」とシェルトンは話した。

「東京では彼がタイトルを獲得したから、今週は僕が優勝できるよう願っている」

 シェルトンはキャリア3度目のツアー決勝で、第4シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を7-6(6) 6-4で破って勝ち上がったジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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