3度目の対決でアルカラスから初勝利のアンベールが4年ぶりの8強入り「ベルシーで最後の試合になるかもしれなかったから全力を尽くした」 [パリ・マスターズ]

写真はユーゴ・アンベール(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/10月28日~11月3日/賞金総額694万6835ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第15シードのユーゴ・アンベール(フランス)に1-6 6-3 5-7で競り負けた。

 1ゲームしか取れずに第1セットを落としたアルカラスは3-2から初のブレークに成功して第2セットを取り返したが、アンベールがサービスキープで進んだ第2セット6-5からのレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間16分で4年ぶりの8強入りを決めた。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、アルカラスは初黒星を喫した。アンベールが世界ランク2位の選手に勝ったのは、ダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-7(5) 7-5 7-6(2)で倒した2022年1月のATPカップ以来でキャリア2度目となる。

「自分がやってのけたことを誇りに思う。クレイジーな試合、クレイジーな雰囲気だった」とアンベールは試合後にコメントした。

「(来年から新会場になるため)ベルシー(現在の会場)で最後の試合になるかもしれなかったから、今夜は全力を尽くした。本当に凄い試合だった」

 アンベールは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したアドリアン・マナリノ(フランス)を7-5 7-6(5)で破って勝ち上がったジョーダン・トンプソン(オーストラリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第8シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第10シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第13シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、カレン・ハチャノフ(ロシア)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではズベレフがチチパスと、ディミトロフがハチャノフと、デミノーはルーネと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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