シャポバロフが地元セルビアの21歳メジェドビッチを退け2019年10月以来となるツアー2勝目「僕にとっていいシーズンだった」 [ベオグラード・オープン]

写真は南フランス・オープンでのデニス・シャポバロフ(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ベオグラード・オープン」(ATP250/セルビア・ベオグラード/11月3~9日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、予選勝者のデニス・シャポバロフ(カナダ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したハマド・メジェドビッチ(セルビア)を6-4 6-4で下して優勝を飾った。

 25歳のシャポバロフがATPツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、2019年10月のストックホルム以来でキャリア2度目(準優勝5回)となる。

 13本のサービスエースを決めてファーストサーブからのポイントを82%の高確率で取ったシャポバロフは第1セット3-4から5ゲームを連取して主導権を握り、自分のサービスゲームをすべてキープして1時間14分で勝利を決めた。

 2022年夏にトップ10入りしていたシャポバロフは膝のケガで昨年後半を棒に振って1月に復帰したあと一時世界ランクを140位まで落としたが、この結果でランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで56位に浮上した。

「非常に厳しかった。ハマドは本当にいいプレーをしていたし、才能があってこれから伸びてくる若手選手だからね。若い選手と対戦するのは簡単じゃない」とシャポバロフは試合を振り返った。

「僕にとっていいシーズンだった。健康でコートに戻れて何よりだ。ふたたびランキングを上げるには時間がかかるけど、このような週は凄く助けになるよ」

 先に行われたダブルス決勝では、第1シードのジェイミー・マレー(イギリス)/ジョン・ピアース(オーストラリア)が第4シードのイバン・ドディグ(クロアチア)/スカンデル・マンスーリ(チュニジア)に3-6 7-6(5) [11-9]で競り勝ち今季2勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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