前年の決勝に続いてオーストラリアを2勝0敗で破ったイタリアが大会連覇に王手 [デビスカップ・ファイナルズ]

写真はオーストラリア戦でチームの勝利を決める2勝目を挙げたヤニク・シナー(イタリア/左)と監督のフィリッポ・ボランドリ(イタリア)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」決勝トーナメント(スペイン・アンダルシア州マラガ/11月19~24日/室内ハードコート)の5日目は準決勝残り1対戦が行われ、第1シードのイタリア(グループA・1位)が準優勝国で第2シードのオーストラリア(グループB・2位)を2勝0敗で下して2年連続3度目の優勝に王手をかけた。

 両国は昨年の大会では決勝で対決し、イタリアが2勝0敗で勝っていた。

 第1試合でマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がタナシ・コキナキス(オーストラリア)に6-7(6) 6-3 7-5で逆転勝利をおさめ、第2試合のエース対決でヤニク・シナー(イタリア)がアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-3 6-4で退けた。シングルス2試合で決着がついたため、ダブルスの試合は行われなかった。

 大会連覇を目指すイタリアは決勝で、前日に第4シードのドイツ(グループC・2位)を2勝1敗で破って勝ち上がったオランダ(グループA・2位)と対戦する。

 デビスカップは2019年から、ITFとスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力(昨年1月にパートナーシップは終了)によって開発された新フォーマットに変更されている。

 ファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ(イタリア・ボローニャ、イギリス・マンチェスター、スペイン・バレンシア、中国・広東省珠海/9月10~15日/室内ハードコート)のラウンドロビン(総当たり戦)を行い、各グループの上位2チームが11月の決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

決勝トーナメント5日目◎11月23日|試合結果

準決勝

1イタリア[1](グループA・1位)2-0 4オーストラリア[2](グループB・2位)

R1 ○マッテオ・ベレッティーニ 6-7(6) 6-3 7-5 ●タナシ・コキナキス
R2 ○ヤニク・シナー 6-3 6-4 ●アレックス・デミノー
R3 シモーネ・ボレッリ/アンドレア・ババッソーリ 打切 マシュー・エブデン/ジョーダン・トンプソン

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写真◎Getty Images

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