3月の検査で禁止薬物が検出されたシナーに無実の判決

写真はシンシナティ・オープンで3度目のマスターズ制覇を果たしたヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 テニスの不正を調査する団体であるインターナショナル・テニス・インテグリティ・エージェンシー(以下ITIA)が火曜日、男子テニス世界ランク1位のヤニク・シナー(イタリア)が3月に行われた薬物検査で2度に渡って陽性反応を示した件について不正行為はなかったと結論付けた。

 ATPマスターズ1000大会のインディアンウェルズが開催されていた3月10日と18日の検査で微量ながら筋肉量を増やすために使用するステロイドであるクロステボルが検出されたシナーは自動的に暫定的な出場停止処分を下されたが、異議申し立てが認められたためプレーを続けることができていた。

 ITIAによる調査の結果、チームのフィジオセラピストがクロステボルが含まれる市販のスプレーを使用したあとシナーにマッサージしたことで意図せず体内に取り込まれたという主張が認められた。

 先週に独立裁決機関で無実が認められたが、シナーがインディアンウェルズで獲得したポイントと賞金は没収されることになった。

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写真◎Getty Images

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