シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦1月12～26日／ハードコート）の女子シングルス1回戦で、第6シードのエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）がワイルドカード（主催者推薦枠）で出場した16歳のエマーソン・ジョーンズ（オーストラリア）を6-1 6-1退け好スタートを切った。試合時間は53分。

　同大会に7年連続出場（2019年の予選敗退を含む）となる25歳のルバキナは、2023年の準優勝がこれまでの最高成績。第3シードで臨んだ昨年は、ふたり合わせて16本のマッチポイントが行き来する歴史的激闘となった2回戦でアンナ・ブリンコワ（ロシア）に4-6 6-4 6-7(20-22)で惜敗していた。

　昨年の夏に長年師事していたステファノ・ブコフ氏との関係を解消したルバキナは、2001年ウインブルドン優勝者のゴラン・イバニセビッチ（クロアチア）を新コーチに迎えて大会に臨んでいる。

　ルバキナは次のラウンドで、ワイルドカードを得て参戦したイバ・ヨビッチ（アメリカ）と対戦する。17歳でジョーンズに次ぐ2番目に若い出場であるヨビッチは、ヌリア・パリザス ディアス（スペイン）を6-2 6-1で破ってグランドスラム2大会連続となる2回戦進出を決めた。

　そのほかの試合では第32シードのダイアナ・イエストレムスカ（ウクライナ）、バルバラ・グラチェワ（フランス）、予選勝者のエレナ ガブリエラ・ルース（ルーマニア）、ラッキールーザー（欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手）のエバ・リーズ（ドイツ）、アジア・パシフィックWILDCARDプレーオフ（中国・四川省成都／ハードコート）で優勝して出場権を手にした35歳のジャン・シューアイ（中国）、ダンカ・コビニッチ（モンテネグロ）が2回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー（欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手）

大会3日目◎1月14日｜主な試合結果

女子シングルス1回戦

○65エレーナ・ルバキナ（カザフスタン）[6] 6-1 6-1 ●66エマーソン・ジョーンズ（オーストラリア）[WC]

○68イバ・ヨビッチ（アメリカ）[WC] 6-2 6-1 ●67ヌリア・パリザス ディアス（スペイン）

○69ダンカ・コビニッチ（モンテネグロ）6-3 7-5 ●70ルル・スン（ニュージーランド）

○72ダイアナ・イエストレムスカ（ウクライナ）[32] 6-1 6-4 ●71マヤル・シェリフ（エジプト）

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○76エレナ ガブリエラ・ルース（ルーマニア）[Q] 6-4 6-0 ●75イリア カメリア・ベグ（ルーマニア）

○107ジャン・シューアイ（中国）[WC] 6-3 6-4 ●108マッカートニー・ケスラー（アメリカ）

○113エバ・リーズ（ドイツ）[LL] 6-2 6-2 ●114キンバリー・ビレル（オーストラリア）[Q]

○115バルバラ・グラチェワ（フランス）6-3 6-4 ●116キャサリン・マクナリー（アメリカ）