オーストラリアン・オープン準優勝のルバキナがトップ10デビューへ「すべてのグランドスラム大会で2週目に進んで決勝をプレーすることが目標」

写真は試合後にお互いの健闘を称え合うアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ/手前)とエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス決勝で第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第22シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)とのバトルを4-6 6-3 6-4で制し、同種目でのグランドスラム初タイトルを獲得した。

 第1セットを先取したルバキナは第2セットに入ってから次第にサバレンカの攻撃的なプレーに押され始めてセットオールに追いつかれ、第3セット4-5からのレシーブゲームで3つのチャンピオンシップポイントを凌いだが、最後はルバキナのフォアハンドがアウトとなって試合に終止符が打たれた。

「アーニャは第2セットでレベルを上げた。彼女は本当にいいプレーをし、アグレッシブでありながらミスが少なかった。私はどこかの瞬間にもっとアグレッシブにプレーするべきだったと思う。彼女はメンタル的にもフィジカル的にも強かったわ」とルバキナは試合後の記者会見でコメントした。

「チャンスがあれば、直ぐにそれを取りにいく。今日の私はそれができなかった。試合は思い通りにいかなかったけど、質は高かったと思う」

 敗れはしたがルバキナは、大会後に更新される世界ランクで初めてトップ10入りすることが確定した。彼女は昨年にウインブルドンで優勝したが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて大会がロシアとベラルーシの選手を参加させなかったためポイントが付与されず、本来手に入るはずの2000ポイントを貰うことができなかった。

 この経験から教訓を得て更なる成長を目指すルバキナは、「すべてのグランドスラム大会で2週目に進み、決勝をプレーする。それがゴールよ」と前を向いた。

「決勝で負けた今でさえ、私は自信が大きくなった。プレシーズンや1年を通してやってきたようなハードワークを積み、健康である必要があるだけよ。そうすれば結果はおのずとついてくるわ」

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写真◎Getty Images

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