シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦1月12～26日／ハードコート）の男子シングルス2回戦で、第4シードのテイラー・フリッツ（アメリカ）が予選勝者のクリスチャン・ガリン（チリ）を6-2 6-1 6-0で退けベスト32に進出した。

　第1セット第4ゲームでボールを追いかけた際に左足を痛めたフリッツは一旦ベンチに戻って具合をチェックしたあと試合を再開し、そのゲームで掴んだ2度目のブレークポイントをものにすると最終的に僅か3ゲームしか落とさず1時間22分で圧勝した。

　同大会に10年連続出場（2018年の予選敗退を含む）となる27歳のフリッツは、昨年の大会で8強入りしたのがこれまでの最高成績。前回は第12シードから4試合を勝ち抜き、準々決勝でノバク・ジョコビッチ（セルビア）に6-7(3) 6-4 2-6 3-6で敗れていた。

　昨年のUSオープン（アメリカ・ニューヨーク／ハードコート）で過去4度敗れていたグランドスラム準々決勝を初めて突破したフリッツは、決勝でヤニク・シナー（イタリア）に3-6 4-6 5-7で敗れはしたが四大大会自己最高成績をマークした。

　フリッツは次のラウンドで、ダニエル・アルトマイヤー（ドイツ）を7-5 6-3 7-6(3)で破って勝ち上がった38歳のガエル・モンフィス（フランス）と対戦する。

　そのほかの試合では第8シードのアレックス・デミノー（オーストラリア）、第16シードのロレンツォ・ムゼッティ（イタリア）、第19シードのカレン・ハチャノフ（ロシア）、第21シードのベン・シェルトン（アメリカ）、第31シードのフランシスコ・セルンドロ（アルゼンチン）、ミオミル・キツマノビッチ（セルビア）が3回戦に駒を進めた。

　第18シードのフベルト・フルカチュ（ポーランド）はキツマノビッチに4-6 4-6 2-6で敗れ、2回戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、Qは予選勝者、Ret.は途中棄権

大会5日目◎1月16日｜主な試合結果

男子シングルス2回戦

○11ミオミル・キツマノビッチ（セルビア）6-4 6-4 6-2 ●9フベルト・フルカチュ（ポーランド）[18]

○24カレン・ハチャノフ（ロシア）[19] 7-6(4) 4-6 6-3 6-3 ●21ガブリエル・ディアロ（カナダ）

○25フランシスコ・セルンドロ（アルゼンチン）[31] 6-2 1-0 Ret. ●27ファクンド・ディアス アコスタ（アルゼンチン）

○32アレックス・デミノー（オーストラリア）[8] 6-2 6-4 6-3 ●29トリスタン・ボイヤー（アメリカ）[Q]

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○33テイラー・フリッツ（アメリカ）[4] 6-2 6-1 6-0 ●36クリスチャン・ガリン（チリ）[Q]

○39ガエル・モンフィス（フランス）7-5 6-3 7-6(3) ●38ダニエル・アルトマイヤー（ドイツ）

○41ベン・シェルトン（アメリカ）[21] 6-3 6-3 6-7(4) 6-4 ●43パブロ・カレーニョ ブスタ（スペイン）

○48ロレンツォ・ムゼッティ（イタリア）[16] 7-6(3) 7-6(6) 6-2 ●46デニス・シャポバロフ（カナダ）