園部八奏が54分の快勝でジュニアグランドスラム初優勝、女子日本勢2人目の快挙 [オーストラリアン・オープン]

写真はジュニア女子シングルスで優勝を決めた瞬間の園部八奏(与野テニスクラブ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)のジュニア女子シングルス決勝で、第4シードの園部八奏(与野テニスクラブ)が第6シードのクリスティーナ・ペニコバ(アメリカ)を6-0 6-1で下して初優勝を飾った。

 立ち上がりに8ゲームを連取して主導権を握った園部は直面した4つのブレークポイントをすべてセーブし、第2セット2-1から最後の4ゲームを連取して54分で快勝した。

 日本人選手がジュニアグランドスラムの同種目でタイトルを獲得したのは、1969年にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)とウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)を制した沢松(現姓吉田)和子さん以来で2人目の快挙となる。

 2年前の全豪からジュニアグランドスラムに9大会連続出場となる17歳の園部は、2024年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)のシングルスで準優勝したのがこれまでの最高成績だった。昨年の大会では第14シードのシングルスが初戦敗退、木下晴結(Team Rise)と組んで第5シードだったダブルスは2回戦で敗れていた。

 今大会での園部は1回戦で予選勝者のジャン・ルイエン(中国)に6-3 4-6 7-6(10-8)で、2回戦でデニズ・ディレク(トルコ)を6-2 6-2で、3回戦で第16シードのユリア・シュトゥセク(ドイツ)を6-4 6-3で、準々決勝でワイルドカード(主催者推薦枠)のタリア・コッキニス(オーストラリア)を6-2 6-4で、準決勝ではジュニア世界ランク1位で第1シードのエマーソン・ジョーンズ(オーストラリア)を6-3 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 15歳のペニコバは前日に双子の姉妹であるアニカ・ペニコバ(アメリカ)とのペアで第6シードだったダブルスの決勝で第2シードのエマーソン・ジョーンズ(オーストラリア)/ハンナ・クラグマン(イギリス)を6-4 6-2で倒しており、単複2冠を目指していた。


ジュニア女子シングルスで優勝を飾った園部八奏(与野テニスクラブ/左)と準優勝のクリスティーナ・ペニコバ(アメリカ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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