ラドゥカヌにオーストラリアン・オープンの借りを返したアレクサンドロワが初戦突破「この試合を楽しみにしていた」 [カタール・オープン]

写真はエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA1000/カタール・ドーハ/2月9~15日/賞金総額365万4963ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦でエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を6-3 7-5で倒し、1月のオーストラリアン・オープン1回戦で敗れた借りを返した。

 第3ゲームでブレークに成功したラドゥカヌは3-2から3度連続でサービスダウンを喫したあと第2セット0-1から3-1と逆転したが、直後に追いついたアレクサンドロワが4-5から最後の3ゲームを連取して1時間42分で勝利をもぎ取った。

 2週間前のリンツで2023年6月以来となるツアー5勝目を挙げたアレクサンドロワは、連勝を「5」に伸ばした。

「前回の対戦(7-6(4) 7-6(2)でラドゥカヌが勝利)がとても接戦で難しかったから、この試合を楽しみにしていたの。あのときは本当に落ち込んでいたから」とアレクサンドロワは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ドローを見て今度はチャンスがあるかもしれないと思った。かなり大変だったけど、勝つことができてよかったわ。彼女もいいプレーをしていた」

 アレクサンドロワは次のラウンドで、過去7戦して3勝を挙げている第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。上位8シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーしたシード勢は第12シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)と第16シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)が2回戦に駒を進めたが、第11シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)、第13シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第14シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)は敗れた。

 マグダレナ・フレッヒ(ポーランド)がアダッド マイアを6-4 3-6 6-2で振りきり、予選勝者のアリシア・パークス(アメリカ)がシュナイダーを6-4 7-6(2)で退け、予選勝者のクリスティーナ・ブクサ(スペイン)は1セットダウンから巻き返してカリンスカヤに6-7(3) 7-6 6-4で競り勝ちそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合ではマリア・サカーリ(ギリシャ)、レイラ・フェルナンデス(カナダ)、マルタ・コスチュク(ウクライナ)、エリース・メルテンス(ベルギー)、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)、エリナ・アバネシアン(アルメニア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したカロリーヌ・ガルシア(フランス)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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