18歳フォンセカが大会白星デビュー [ATPインディアンウェルズ]

写真はジョアン・フォンセカ(ブラジル)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日5~16日/賞金総額1304万2410ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)がジェイコブ・ファーンリー(イギリス)を6-2 1-6 6-3で振りきり大会白星デビューを飾った。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したフォンセカは1ゲームしか奪えず第2セットを取り返されたが、第3セット1-3から最後の5ゲームを連取して2時間で勝利を決めた。

 フォンセカは次のラウンドで、第13シードのジャック・ドレイパー(イギリス)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーした地元アメリカ勢はワイルドカードで出場したマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)とプロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)でエントリーしたジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)が2回戦に駒を進めたが、アレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)はマッテオ・アルナルディ(イタリア)に3-6 7-5 4-6で敗れた。

 19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)はマリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)との1回戦に臨んだが、第2セット途中(ナボーネから7-5 2-3)で雨により順延となった。

 そのほかの試合ではヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)、ガエル・モンフィス(フランス)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、ヤクブ・メンシク(チェコ)、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)とガブリエル・ディアロ(カナダ)、予選勝者のユーゴ・ガストン(フランス)とアダム・ウォルトン(オーストラリア)、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)、予選勝者のマッテオ・ジガンテ(イタリア)が初戦を突破した。

 2017年と22年に同大会で8強入りした実績を持つニック・キリオス(オーストラリア)が3年ぶりに出場したが、ファン デ ザンツフープに6-7(7) 0-3とリードされた時点で手首のケガを理由にリタイアした。

 2022年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で準優勝したあとワシントンDC(ATP500/ハードコート)でタイトルを獲得するなどして世界ランクを一時19位まで上げながら度重なるケガで翌年は1大会にしか出場できずに終わったキリオスは今季の3大会目を終えたが、シングルスの戦績は0勝3敗となった。

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写真◎Getty Images

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