モンテカルロで食中毒に苦しんだルーネが今季のクレーコート初勝利「健康でいられることが何よりもうれしい」 [バルセロナ・オープン]

写真はオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月14~20日/賞金総額288万9200ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第6シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を7-5 6-4で倒して今季のクレーコート初勝利を挙げた。

 第2シードで臨んだ2月のブエノスアイレスで初戦敗退を喫したルーネは前週のモンテカルロでプレーしたが、食中毒の症状に苦しみヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)に対する2回戦で途中棄権(ボルジェスから6-2 3-0)を強いられていた。

 5-5から初めて相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したルーネは第2セット3-1から3-3に追いつかれた直後に3度目のブレークに成功し、最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間40分で試合を締めくくった。

 37歳のラモス ビノラスは今季限りで引退する意向を表明しており、試合後にはセレモニーが行われた。

「今日はうまくできたこともあれば、うまくいかなかった部分もあった。今年はクレーコートに慣れるのが難しいと感じている。でも僕はその難題に立ち向い、厳しい結果に終わったモナコのあとにいいスタートを切ることができて興奮している」とルーネは試合後に語った。

「素晴らしい気分だし、健康でいられることが何よりもうれしい。今のところは何も問題ないよ」

 ルーネは次のラウンドで、セバスチャン・バエス(アルゼンチン)とラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、セバスチャン・コルダ(アメリカ)、ペドロ・マルチネス(スペイン)、予選勝者のハマド・メジェドビッチ(セルビア)、ラッキールーザーのジェイコブ・ファーンリー(イギリス)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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