3度目の対決でブロンゼッティに初黒星を喫した大坂なおみはクレーコートシーズン初戦を勝利で飾れず [マドリッド・オープン]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額896万3700ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、世界ランク55位の大坂なおみ(フリー)は同59位のルチア・ブロンゼッティ(イタリア)に4-6 6-2 4-6で敗れた。

 3-3からサービスダウンを喫して第1セットを落とした大坂は第2セットを取り返したあと第3セット1-3から3-3に追いついたが、ふたたびブレークに成功したブロンゼッティが残りのサービスゲームをキープして2時間20分で競り勝った。

 今季のクレーコート初戦に臨んだ大坂は試合を通して17本だった相手の倍以上となる39本のウィナーを決めたが、相手よりも16本多い45本のアンフォーストエラーを犯した。

 同大会に2年連続7度目(2016年の予選敗退を含む)の出場となる27歳の大坂は、2019年のベスト8が最高成績。2年ぶりにプレーした昨年は、2回戦でリュドミラ・サムソノワ(ロシア)に2-6 6-4 5-7で惜敗していた。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、大坂は初黒星を喫した。クレーコートでは昨年5月にフレンチ・オープン(フランス・パリ)の1回戦で顔を合わせ、大坂が6-1 4-6 7-5で勝っていた。

 昨年1月に第一子となる娘の出産を経て復帰した元世界ナンバーワンの大坂は2024年シーズンにビリージーンキングカップとオリンピックを含む19大会でプレーし、22勝18敗(予選を含む)の戦績を残した。

 ブロンゼッティは次のラウンドで、第5シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 女子シングルスの日本勢は大坂以外に内島萌夏(安藤証券)がダイレクトインしており、初戦の相手はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したロビン・モンゴメリー(アメリカ)となっている。

 マドリッド・オープンはWTA1000に格付けされる大会で、シングルス96ドロー&ダブルス32ドローで争われる。

上位出場選手シード順位|女子シングルス

アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)[1]
イガ・シフィオンテク(ポーランド)[2]
ジェシカ・ペグラ(アメリカ)[3]
ココ・ガウフ(アメリカ)[4]
マディソン・キーズ(アメリカ)[5]
ジャスミン・パオリーニ(イタリア)[6]
ミルラ・アンドレエワ(ロシア)[7]
ジェン・チンウェン(中国)[8]

※[ ]数字はシード順位

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写真◎Getty Images

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