パオリーニに快勝のサカーリが9試合ぶり対トップ10勝利で4回戦へ「何をすべきか明確にわかっていた」 [マドリッド・オープン]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額896万3700ドル/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、元世界ランク3位のマリア・サカーリ(ギリシャ)が第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-2 6-1で退け16強入りを決めた。

 2ゲームしか落とさず第1セットを先取したサカーリは第2セット第1ゲームでブレークに成功し、2-1から最後の4ゲームを連取して1時間19分で快勝した。

 昨年3月のインディアンウェルズ準決勝でココ・ガウフ(アメリカ)に勝って以来トップ10選手に連敗中だったサカーリは、9試合ぶりの勝ち星をマークした。

「コートで何をすべきか明確にわかっていた。とにかくそれを完璧に実行した。相手に息つく暇を与えなかった。それが目標だった。非常に強い選手に対してはそうしなければならないから。かなりいい試合だったと思う」とサカーリは試合後に語った。

「私にとって重要な意味を持つ勝利は久し振りだから、凄くいい気分だわ。簡単な道のりじゃなかったけど、プロセスを信じなければならないことはわかっていた。いつか必ずチャンスがくると信じることが大事なの。一歩前進したのはいいことだけど、あまり期待しすぎてもよくないから謙虚でいるようにしたいと思う」

 サカーリは次のラウンドで、第10シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第17シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。

 そのほかの試合では2021年&23年大会チャンピオンで第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、第21シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第24シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)、アナスタシア・ポタポワ(ロシア)、ペイトン・スターンズ(アメリカ)、日本の内島萌夏(安藤証券)が勝利をおさめ、ベスト16が出揃った。

 ポタポワが第32シードのソフィア・ケニン(アメリカ)に3-6 6-4 7-6(6)で逆転勝利をおさめ、内島が第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-3 6-2で倒す金星を挙げてそれぞれシードダウンを演じ、第14シードのダリア・カサキナ(オーストラリア)と第28シードのエリース・メルテンス(ベルギー)はシード対決に敗れた。

 トップハーフ(ドローの上半分)の4回戦ではサバレンカがスターンズと、アレクサンドロワが内島と、コスチュクはポタポワと顔を合わせる。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles