メンシクがATPマスターズ1000大会マッチ8連勝でベスト16に進出「今日はリターンがよかった」 [マドリッド・オープン]

写真はヤクブ・メンシク(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月23日~5月4日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第22シードのヤクブ・メンシク(チェコ)が第12シードのベン・シェルトン(アメリカ)を6-1 6-4で倒してベスト16進出を決めた。

 28回あった自分のファーストサーブで僅か2ポイントしか落とさなかったメンシクは一度もピンチに陥ることなくすべてキープし、第2セット5-4から4度目のブレークに成功して1時間8分で快勝した。

 先月末のマイアミ決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に7-6(4) 7-6(4)で競り勝ちツアー初優勝を飾った19歳のメンシクは、ATPマスターズ1000大会での連勝を「8」に伸ばした。

「今日はリターンがよかった。ベンがもっといいサービスを打てることは知っている。この高地では彼のサービスをブレークするのは難しい」とメンシクは試合を振り返った。

「彼の体調があまりよくないことはわかっていた。僕もそうだったけど、それでも最高レベルのプレーをしようと努力した。それがカギだった。勝つことができてよかったよ」

 メンシクは次のラウンドで、タイトル防衛を目指していた第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-4 0-6 6-4で破って勝ち上がったアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

 そのほかの試合では2018年&21年大会チャンピオンで第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第9シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第14シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第20シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第31シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)が3回戦を突破した。

 シード対決ではズベレフが第28シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に2-6 7-6(3) 7-6(0)で逆転勝利をおさめ、ルードは第23シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)を6-3 6-3で退けた。

 トップハーフ(ドローの上半分)の4回戦ではズベレフがセルンドロと、フリッツがルードと、メドベージェフはナカシマと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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