ルードがドレイパーに競り勝ちマスターズ初制覇、7度目のチャンスでビッグタイトルを獲得「長い道のりだった」 [マドリッド・オープン]

写真はマスターズ初制覇を果たしたキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月23日~5月4日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第14シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)を7-5 3-6 6-4で倒してマスターズ初制覇を果たした。

 26歳のルードがATPツアーでタイトルを獲得したのは、昨年5月のジュネーブ以来で通算13回目(準優勝11回)となる。

 3-5から4ゲームを連取して第1セットを先取したルードは3-3から2度連続でサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット第5ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって2時間29分で競り勝った。

 2019年3月にトップ100デビューしたルードはATP1000以上の大会で過去6度(2022年マイアミ&全仏&全米&ATPファイナルズ、2023年全仏、2024年モンテカルロ)決勝に進出したが、大舞台でついに初勝利を挙げた。

「もちろん最高の気分だ。長い道のりだった。若い頃に夢見ていた大きな目標のひとつだったから、達成することができて本当にうれしいよ」とルードは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日の試合は最高の出来だった。今年のジャックは調子がよく、特にこの大会では素晴らしいプレーをしていたのは知っていた。だから僕も最高のプレーをしないとやられると思っていた。幸運にも僕は本当にいいプレーをすることができた」

 ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだバルセロナで準々決勝敗退に終わった元世界ランク2位のルードは15位で今大会を迎えたが、僅か2週間でトップ10(7位)に返り咲いた。

 前日に行われたダブルス決勝では第5シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)が第1シードのマルセロ・アレバロ(エルサルバドル)/マテ・パビッチ(クロアチア)を6-4 6-4で下し、同大会で4年ぶりの栄冠に輝いた。


男子ダブルス優勝のマルセル・グラノイェルス(スペイン/右)とマテ・パビッチ(クロアチア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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