マロジャンが18歳フォンセカを倒して2回戦へ、最後の大会出場と明かした37歳フォニーニは初戦敗退 [イタリア国際]

写真は最後の試合を戦い終えたファビオ・フォニーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月7~18日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦でファビアン・マロジャン(ハンガリー)が18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)を6-3 7-6(4)で振りきり、同大会本戦でのマッチ4勝目を挙げた。

 第4ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したマロジャンは第2セット3-2から一度だけサービスダウンを喫したが、もつれ込んだタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間27分で勝利を決めた。

「彼(フォンセカ)は間違いなく素晴らしいクレーコートプレーヤーだ。フォアハンドで相手にプレッシャーをかけようとした。それは彼にとって最大の武器かもしれないけど、今日は少しリスキーなプレーをしようと思ったんだ。その戦術がうまく機能したよ」とマロジャンは試合後にコメントした。

「前にも言ったけど、彼は将来有望なスター選手だ。間違いなくトップ10に入ってくるだろう。今は彼に勝つ絶好の機会なんだ。僕はいつもと同じように彼と戦おうと心掛けた」

 マロジャンは次のラウンドで、第16シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 同日にはテニス専門チャンネルに同大会でプレーするのは今年が最後だと明かしていた37歳のファビオ・フォニーニ(イタリア)が初戦に臨んだが、ジェイコブ・ファーンリー(イギリス)に2-6 3-6で敗れた。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取ったフォニーニが同大会でプレーしたのは16年連続19回目(2007年の予選敗退を含む)だったが、16勝18敗の戦績(シングルス本戦)で最後の試合を終えた。

 この日プレーしたフォニーニ以外の地元イタリア勢はワイルドカードで出場したルカ・ナルディ(イタリア)とマッテオ・ジガンテ(イタリア)が2回戦に駒を進めたが、フラビオ・コボッリ(イタリア)、マッテオ・アルナルディ(イタリア)、マッティア・ベルッチ(イタリア)、フェデリコ・チーナ(イタリア)は敗れた。

 ペドロ・マルチネス(スペイン)がベルッチを6-4 6-2で下し、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)がアルナルディを6-4 6-3で倒し、ナルディがコボッリとの地元勢対決を6-3 6-4で制し、マリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)はワイルドカードを得て参戦した18歳のチーナを6-3 6-3で退けた。

 そのほかの試合ではマルコス・ギロン(アメリカ)、前年の大会で準優勝を飾ったニコラス・ジャリー(チリ)、ジャウメ・ムナール(スペイン)、19歳のラーナー・ティエン(アメリカ)、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、アレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のイェスパー・デ ヨング(オランダ)、予選勝者のチアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)とセバスチャン・オフナー(オーストリア)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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