アルカラスがハチャノフに競り勝ち四大大会&マスターズ9大会すべてで8強入り「フィジカル的に少し苦労した」 [イタリア国際]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月7~18日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第23シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に6-3 3-6 7-5で競り勝ちベスト8進出を決めた。

 ワンブレーク差でセットを分け合ったあとアルカラスは第3セット4-1から4-4に追いつかれたが、6-5からのレシーブゲームで迎えた2度目のマッチポイントをものにして2時間28分の激闘に終止符を打った。

 初めてプレーした2023年大会で3回戦敗退(24年は欠場)に終わっていたアルカラスは、グランドスラム4大会&ATPマスターズ1000シリーズ9大会すべてで準々決勝以上に勝ち進んだ。

「ハチャノフのように大柄でタフな相手を最終的に倒すことができて素晴らしい気分だ。フィジカル的に少し苦労した。どこかに痛みがある訳じゃなかったけど、とにかく疲れていた」とアルカラスは試合後に語った。

「本当に厳しい試合だった。たくさん走らなければならなかったし、すべてのボールに食らいついたことを本当に誇りに思う」

 アルカラスは次のラウンドで、コランタン・ムーテ(フランス)を1-6 6-4 6-3で破って勝ち上がった第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)と対戦する。

 ふたりは過去5戦して3勝2敗とアルカラスがリードしているが、前回プレーした3月のインディアンウェルズ準決勝ではドレイパーが6-1 0-6 6-4で勝っている。

「ジャックは素晴らしいプレーをしている。彼のプレーを観てきたけど、本当にレベルが高い。彼のテニスは強烈だから、それに備えておく必要がある。凄いバトルになるだろうね」とアルカラスは次戦を見据えた。

 そのほかの試合では第1シードのヤニク・シナー(イタリア)、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第8シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第11シードのトミー・ポール(アメリカ)、第30シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)が8強入りを決めたが、第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)とジャウメ・ムナール(スペイン)の4回戦は雨で進行が遅れたため延期となった。

 第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第10シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第13シードのアルトゥール・フィス(フランス)、第17シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第20シードのヤクブ・メンシク(チェコ)はそれぞれシード対決で敗れた。

 準々決勝ではシナーがルードとムナールの勝者と、ズベレフがムゼッティと、ポールはフルカチュと顔を合わせる。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles