24歳ナヒマナがWTAツアー本戦で勝ち星を挙げた初のブルンジ人選手に、元世界11位セバストワは苦闘の末に逆転勝利 [WTAラバト]

写真は2021年ムトゥア・マドリッド・オープンでのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ラーラ・メリヤム王女殿下グランプリ」(WTA250/モロッコ・ラバト/5月19~24日/賞金総額27万5094ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、24歳のサダ・ナヒマナ(ブルンジ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した19歳のアヤ・エル アオウニ(モロッコ)を6-3 6-2で退けツアーレベルの初勝利を挙げた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したナヒマナは第2セット4-0から4-2に追い上げられたが、続く2ゲームを連取して1時間24分で記念すべき勝利を決めた。

 2023年の同大会でシングルスのツアー初出場を果たした世界ランク267位のナヒマナは予選2試合を勝ち抜き2度目の本戦入りを果たし、WTAツアー本戦で勝ち星を挙げた初のブルンジ人選手として歴史に名を刻んだ。

 ナヒマナは次のラウンドで、前日にユリア・グラベール(オーストリア)を6-3 1-6 6-4で破って勝ち上がった第10シードのジェシカ・ボウサス マネイロ(スペイン)と対戦する。

 21歳のヤスミン・カバジ(モロッコ)は同じくワイルドカードを得て参戦した元世界11位のアナスタシア・セバストワ(ラトビア)から第1セットを先取したが、2時間48分に渡る激闘の末に7-5 4-6 5-7で競り負け大会初勝利を逃した。

 35歳のセバストワは2023年の末に産休から復帰したが翌年3月にオースティン(WTA250/ハードコート)の準々決勝で左膝を負傷してふたたび戦線離脱を余儀なくされ、4月に公式戦でのプレーを再開して今季4大会目に臨んでいる。

 そのほかの試合ではカミラ・ラヒモワ(ロシア)、19歳のマヤ・ジョイント(オーストラリア)、アランチャ・ラス(オランダ)、マリア・マテアス(アメリカ)、アリョーナ・ボルソバ(スペイン)が2回戦に駒を進めた。

 第6シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)はボルソバに6-3 1-6 2-6で逆転負けを喫し、初戦で姿を消した。

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写真◎Getty Images

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