2022年NCAAチャンピオンのスターンズがシェリフを下してツアー初優勝 [WTAラバト]

写真は2023年フレンチ・オープンでのペイトン・スターンズ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ラーラ・メリヤム王女殿下グランプリ」(WTA250/モロッコ・ラバト/5月19~25日/賞金総額26万7082ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、ペイトン・スターンズ(アメリカ)がマヤル・シェリフ(エジプト)を6-2 6-1で下してツアー初優勝を飾った。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したスターンズは第2セットも3-0とリードし、第6ゲームで4度目のブレークに成功したあとサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップで15-40から最後の4ポイントを連取して1時間12分で歓喜の瞬間を迎えた。

 テキサス大学オースティン校でプレーしていた2022年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスでチャンピオンに輝いた実績を持つ22歳のスターンズは昨年4月のボゴタ(WTA250/クレーコート)で一度ツアー決勝を経験していたが、タチアナ・マリア(ドイツ)に3-6 6-2 4-6で敗れていた。

 今大会でのスターンズは1回戦で予選勝者のアレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)を5-7 6-2 6-1で、2回戦で第6シードのワン・シユ(中国)を6-3 6-1で、準々決勝でディフェンディング・チャンピオンで第4シードのルチア・ブロンゼッティ(イタリア)を6-4 4-6 7-5で、準決勝ではビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)を6-7(6) 7-5 7-6(4)で破って決勝進出を決めていた。

 エジプト女子テニスの先駆者として歴史を塗り替え続けている28歳のシェリフは2022年10月のパルマ(WTA250/クレーコート)以来となるツアー2勝目を目指していたが、WTA125Kシリーズの2大会を含め今季の決勝で3連敗を喫した。

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写真◎Getty Images

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