2年ぶりの地元優勝を目指していたズベレフは2回戦で惜敗、ミュレーがキャリア最大の勝利 [ハンブルク・オープン]

写真は試合後に握手を交わすアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/左)とアレクサンドル・ミュレー(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「Bitpandaハンブルク・オープン」(ATP500/ドイツ・ハンブルク/5月18~24日/賞金総額215万8560ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、2年ぶりの地元優勝を目指していた第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がアレクサンドル・ミュレー(フランス)に3-6 6-4 6-7(5)で競り負けた。

 第6ゲームでサービスダウンを喫して第1セットを落としたズベレフは5-4から2度目のブレークに成功して第2セットを取り返したあと第3セット0-2から2-2に追いついたが、ミュレーがもつれ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間40分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、ズベレフは初黒星を喫した。クレーコートでは4月にミュンヘンの1回戦で対決し、ズベレフが6-4 6-1で勝っていた。

「これが重要なものかどうかわからないけど、満足できる勝利だ。今日は風が強くていいプレーをするのが難しかったけど、過去最高位の選手を倒すことができた」とミュレーは試合後に語った。

「安定感と前に出るプレーが自分の持ち味だと思っている。まだまだ改善の余地はあるけど、どんどんよくなってきている。ボレーも得意だけど、今はもう少しフラットに攻撃して相手を苦しめることができればと考えているんだ」

 キャリア2度目の対トップ10勝利を挙げたミュレーは次のラウンドで、ジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第6シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。

 そのほかの試合では2020年大会チャンピオンで第3シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、フラビオ・コボッリ(イタリア)、イリ・ラフェチュカ(チェコ)、ルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 第2シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)がバウティスタ アグートに2-6 3-6で、第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)がラフェチュカに5-7 2-6で、第5シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)がコボッリに4-6 5-7で、第7シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)はダルデリに5-7 7-6(7) 2-6で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。

 準々決勝ではルブレフがダルデリと、コボッリがバウティスタ アグートと、ラフェチュカはエチェベリと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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