ジョコビッチが3大会目で今季のクレーコート初勝利、次はマドリッドで敗れたアルナルディ「緊張をほぐすことができてよかった」 [ジュネーブ・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(ATP250/スイス・ジュネーブ/5月18~24日/賞金総額59万6035ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2018年大会チャンピオンのマートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-2 6-3で退け今季のクレーコート初勝利をマークした。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ジョコビッチはこの試合が初戦だった。9回あった自分のサービスゲームで10ポイントしか落とさなかったジョコビッチは一度もピンチに陥ることなくすべてキープし、合計3度ブレークに成功して1時間17分で快勝した。

 4月のモンテカルロとマドリッドで初戦敗退を喫していたジョコビッチが同サーフェスで勝ち星を挙げたのは、金メダルを獲得した昨年7月のカルロス・アルカラス(スペイン)に対するパリ五輪決勝以来となる。

「今季のクレーコート初勝利だ。ある意味で緊張をほぐすことができてよかったよ」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ここは少し標高が高いから、いいサービスがあれば有利になる。今日はサービスがもっとも強力なショットだったと思う。ファーストサーブの確率が高く、必要なときにフリーポイントをたくさん獲得して危機を脱することができた」

 ジョコビッチは次のラウンドで、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)を6-3 7-6(3)で破って勝ち上がった第8シードのマッテオ・アルナルディ(イタリア)と対戦する。ふたりは先月にマドリッドの2回戦で一度対決しており、アルナルディが6-3 6-4で勝っている。

 そのほかの試合では第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第4シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第5シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)、第6シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)、予選勝者のキャメロン・ノリー(イギリス)とセバスチャン・オフナー(オーストリア)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 第3シードのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)がノリーに6-3 2-6 3-4とリードされた時点で左膝のケガにより試合続行を断念してリタイアし、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)は雨により中断して第2セット途中(錦織から5-7 5-2)からセンターコート第2試合で再開される予定だったハチャノフに対する2回戦を腰のケガを理由に棄権した。

 準々決勝ではフリッツがフルカチュと、ハチャノフがオフナーと、ポプリンはノリーと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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