ノリーに逆転勝利のジョコビッチがツアー通算100度目の優勝に3度目の王手「今大会で一番厳しい試合だった」 [ジュネーブ・オープン]

写真はロレックス・モンテカルロ・マスターズでのノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(ATP250/スイス・ジュネーブ/5月18~24日/賞金総額59万6035ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝者のキャメロン・ノリー(イギリス)を6-4 6-7(6) 6-1で振りきり、パリ五輪を含むツアーレベルで通算100回目の優勝に王手をかけた。

 第7ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したジョコビッチは2-5から5-5に追いついたあとタイブレーク6-5から3ポイントを連取されて第2セットを取り返されたが、第3セット相手のサービスゲームを2度破って2時間14分で勝利を決めた。

「今大会で一番厳しい試合だった」とジョコビッチは試合を振り返った。

「第2セットでブレークダウンから何とかタイブレークに持ち込み、マッチポイントを手にしたけど少し硬くなってしまった。でも第3セットで立て直し、今大会で最高のセットをプレーすることができて本当に満足している」

 ジョコビッチは今季2度目の決勝で、予選勝者のセバスチャン・オフナー(オーストリア)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第6シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。

 ふたり過去7度対決し、クレーコートでの2試合を含めジョコビッチがすべて勝っている。

 男子ツアーで100回以上タイトルを獲得しているのは109勝のジミー・コナーズ(アメリカ)と103勝のロジャー・フェデラー(スイス)しかおらず、ジョコビッチは過去2度のチャンスをいずれもものにすることができなかった。

 決勝で2連敗中のジョコビッチは昨年10月の上海決勝がヤニク・シナー(イタリア)に6-7(4) 3-6で、今年3月のマイアミ決勝では19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)に6-7(4) 6-7(4)で敗れていた。

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写真◎Getty Images

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