シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」（フランス・パリ／本戦5月25日～6月8日／クレーコート）の女子シングルス1回戦で、第5シードのイガ・シフィオンテク（ポーランド）がレベッカ・スランコバ（スロバキア）を6-3 6-3で倒してタイトル防衛に向けた挑戦をスタートした。試合時間は1時間24分。

　同大会に7年連続出場となる23歳のシフィオンテクは、これまでに4度（2020年、22～24年）タイトルを獲得。2年連続でディフェンディング・チャンピオンとしてトップシードで臨んだ昨年は、決勝でジャスミン・パオリーニ（イタリア）を6-2 6-1で下して3連覇を達成した。

　前年に優勝したマドリッドとローマ（ともにWTA1000／クレーコート）で結果を残せなかったシフィオンテクは昨年の全仏を最後に丸1年決勝に進出できておらず、世界ランクを5位まで落として今大会を迎えている。

　シフィオンテクは次のラウンドで、ワン・シンユー（中国）を7-5 4-6 6-3で破って勝ち上がった2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ（イギリス）と対戦する。

　そのほかの試合では前哨戦のストラスブール（WTA500／クレーコート）で今季初優勝を飾った第12シードのエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）、第19シードのリュドミラ・サムソノワ（ロシア）、ベロニカ・クデルメトワ（ロシア）、ジャクリーン・クリスティアン（ルーマニア）、ジェシカ・ボウサス マネイロ（スペイン）、ラッキールーザー（欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手）のユリア・スタロドゥブツェワ（ウクライナ）、ロビン・モンゴメリー（アメリカ）が2回戦に駒を進めた。

　第9シードのエマ・ナバーロ（アメリカ）はボウサス マネイロに0-6 1-6で完敗を喫し、初戦で姿を消した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー（欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手）

大会2日目◎5月26日｜主な試合結果

女子シングルス1回戦

○24リュドミラ・サムソノワ（ロシア）[19] 7-6(3) 6-2 ●323マヤル・シェリフ（エジプト）

○38ユリア・スタロドゥブツェワ（ウクライナ）[LL] 2-6 6-1 6-4 ●37タマラ・コルパッチ（ドイツ）[Q]

○49エレーナ・ルバキナ（カザフスタン）[12] 6-1 4-6 6-4 ●50フリア・リエラ（アルゼンチン）[Q]

-----

○59ジャクリーン・クリスティアン（ルーマニア）6-1 6-0 ●60キンバリー・ビレル（オーストラリア）

○61エマ・ラドゥカヌ（イギリス）7-5 4-6 6-3 ●62ワン・シンユー（中国）

○64イガ・シフィオンテク（ポーランド）[5] 6-3 6-3 ●63レベッカ・スランコバ（スロバキア）

-----

○110ロビン・モンゴメリー（アメリカ）6-2 6-1 ●109ディアン・パリー（フランス）[WC]

○111ジェシカ・ボウサス マネイロ（スペイン）6-0 6-1 ●112エマ・ナバーロ（アメリカ）[9]

○115ベロニカ・クデルメトワ（ロシア）7-5 6-1 ●116ビクトリヤ・トモバ（ブルガリア）