バドーサが大坂に対するタフな初戦で苦闘の末に逆転勝利「こんな1回戦を引き当てるなんてフェアじゃない」 [フレンチ・オープン]

写真は2時間21分の逆転勝利で初戦を突破したパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第10シードのパウラ・バドーサ(スペイン)が元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)に6-7(1) 6-1 6-4で逆転勝利をおさめた。

 5-6からブレークバックした末にもつれ込んだタイブレークを制して第1セットを先取した大坂は1ゲームしか取れずに第2セットを取り返され、第3セット0-2から巻き返したバドーサが5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして2時間21分で競り勝った。

 ケガに苦しみ約半年の離脱を経て昨年1月に復帰した元世界ランク2位のバドーサは序盤には苦しんだものの徐々に調子を取り戻し、5月の時点で140位まで落ちていたランキングを12位(最高11位)まで上げてWTAアワードでカムバック選手賞に選出された。

 今シーズンも度々ケガに行く手を阻まれているバドーサはクレーコートの前哨戦には前週のストラスブールしか出場せず、1回戦は相手の途中棄権だったためフルに戦ったのはリュドミラ・サムソノワ(ロシア)に4-6 6-3 4-6で敗れた準々決勝1試合だけだった。

「第1セットは非常にハイレベルだったけど、彼女(大坂)が取った。第3セットも凄くレベルが高かったけど、私のほうに有利な展開になった。正直に言ってしまうけど、こんな1回戦を引き当てるなんてフェアじゃないわ」とバドーサは試合後に語った。

「正直に言って、今は疲れている。それでも体の反応には満足している。私たちはとても長いラリー戦をした。彼女は強烈なショットを打つし、お互いに限界まで力を絞り出していたと思う」

 バドーサは次のラウンドで、マッカートニー・ケスラー(アメリカ)を7-5 7-6(3)で破って勝ち上がったエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles