膝の痛みに悩まされたルードが2回戦敗退「彼は本当にハイレベルなテニスをした」 [フレンチ・オープン]

写真は第3セット終了後にメディカルタイムアウトを取って治療を受けるキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、2022年と23年に準優勝した実績を持つ第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)に6-2 4-6 1-6 0-6で敗れる番狂わせが起きた。

 前哨戦のマドリッドでマスターズ初制覇を果たしたルードは第1セットでは主導権を握っていたが、2-2から初のサービスダウンを喫して第2セットを落とすと残り2セットで僅か1ゲームしか奪えず28歳のボルジェスが2時間17分でキャリア初の対トップ10勝利を挙げた。

 シードダウンを演じたボルジェスは次のラウンドで、アレハンドロ・タビロ(チリ)を7-5 6-3 6-4で破って勝ち上がった第25シードのアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)と対戦する。

 フィジカルに問題を抱えている様子のルードは第3セット終了後にメディカルタイムアウトを取って左下腿部の治療を受けたが、ボールを追えない場面があるなど本来の動きができず4年ぶりの早期敗退を喫した。

「それほど深刻なものではないことを願っている。ここ数週間、断続的に膝の痛みに悩まされていた。それでローマのあとにジュネーブを棄権し、ここでベストを尽くせるように回復しようと決めたんだ」とルードは試合後に明かした。

「練習では大丈夫だった。多少は(痛みを)コントロールできるようになっていたからね。試合になったら何が起きても全力でプレーしてしまう。ヌーノのプレーを否定するつもりはない。彼は本当に見事でハイレベルなテニスをしたよ」

 ルードは昨年の大会で4強入りしていたため大幅にポイントを失い、ふたたびトップ10から陥落することが確定した。

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写真◎Getty Images

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