背中の痛みを乗り越えたフィスが激闘の末に2回戦を突破「諦めるなんて考えられなかった」 [フレンチ・オープン]

写真は激闘の末に2回戦を突破したアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第14シードのアルトゥール・フィス(フランス)がジャウメ・ムナール(スペイン)に7-6(3) 7-6(4) 2-6 0-6 6-4で辛勝した。

 タイブレークの末に2セットを連取したあと第3セットで背中を痛めたフィスは続く2セットを取り返されて第5セットも1-3とリードを許したが、第6ゲームでブレークバックに成功すると最後の2ゲームを連取して4時間25分の激闘に終止符を打った。

 第5セット4-4で0-40から巻き返してキープしたフィスは、続くレシーブゲームで迎えた最初のマッチポイントをものにした。

 握手を終えてベンチにラケットを置いたフィスはシャツを脱ぎ捨て、雄叫びを上げて喜びを爆発させた。

 試合後に受けたオンコートインタビューの第一声で「ここはパリだ!」と叫んだフィスは、「僕はロラン・ギャロスにいる。ここではすべての観客が僕を後押ししてくれる」と語った。

「僕の後ろには1万人くらいの観客がいて、ポイントごとに自分の名前を叫ぶ声が聞こえるんだ。だから諦めるなんて考えられなかったよ」

 地元フランスの期待を背負うフィスは次のラウンドで、アダム・ウォルトン(オーストラリア)を7-6(1) 6-1 7-6(5)で破って勝ち上がった第17シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する予定になっている。

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写真◎Getty Images

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