11ゲーム連取でスタートダッシュのシナーが3回戦でラフェチュカを圧倒 [フレンチ・オープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がイリ・ラフェチュカ(チェコ)を6-0 6-1 6-2で下してベスト16に進出した。

 試合開始から11ゲームを連取して主導権を握ったシナーは合計7度相手のサービスゲームを破り、僅か3ゲームしか落とさず1時間34分で圧勝した。

 同大会に6年連続出場となる23歳のシナーは、昨年の大会で自己最高のベスト4をマーク。第2シードから勝ち進んだシナーは準決勝でカルロス・アルカラス(スペイン)との新世代ライバル対決に6-2 3-6 6-3 4-6 3-6で敗れたが、ATPランキング史上初のイタリア人ナンバーワンを確定させると一度も明け渡すことなく君臨し続けている。

 ドーピング違反で3ヵ月の出場停止処分を受けたシナーは前哨戦のローマ(ATP1000/クレーコート)で準優勝を飾り、復帰後2戦目に臨んでいる。

 シナーは次のラウンドで、第14シードのアルトゥール・フィス(フランス)が2回戦で負った背中のケガを理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がった第17シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では前年の準優勝者で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が前哨戦のハンブルク(ATP500/クレーコート)でキャリア最大のタイトルを獲得したフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-2 7-6(4) 6-1で退け、タロン・グリークスプア(オランダ)は予選勝者のイーサン・クイン(アメリカ)を4-6 6-1 6-7(2) 6-1 6-4で倒し、勝ち上がった両者が4回戦で対決することになった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者

大会7日目◎5月31日|主な試合結果

男子シングルス3回戦

○1ヤニク・シナー(イタリア)[1] 6-0 6-1 6-2 ●5イリ・ラフェチュカ(チェコ)

○9アンドレイ・ルブレフ(ロシア)[17] 不戦勝 ●16アルトゥール・フィス(フランス)[14]

○33アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[3] 6-2 7-6(4) 6-1 ●38フラビオ・コボッリ(イタリア)

○44タロン・グリークスプア(オランダ)4-6 6-1 6-7(2) 6-1 6-4 ●47イーサン・クイン(アメリカ)[Q]

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写真◎Getty Images

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