ルバキナに追い込まれても戦い続けたシフィオンテクが4年連続5度目の優勝に望みを繋ぐ「あのような勝利が必要だった」 [フレンチ・オープン]

写真は逆転勝利で8強入りを決めたイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第12シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に1-6 6-3 7-5で逆転勝利をおさめた。

 一方的な展開で第1セット落としたシフィオンテクは0-2から奮起して第2セットを取り返し、第3セット4-3からブレークバックを許したあと5-5からもう一度相手のサービスゲームを破って2時間30分で競り勝った。

 試合後のオンコートインタビューでシフィオンテクは「ヤニク・シナー(イタリア)と戦っているみたいだった」と第1セットを振り返り、「エレーナが凄くプレッシャーをかけてきたから、試合に戻るために何かする必要があった。彼女のプレーがよくてあまり期待できる状況じゃなかったけど、とにかく戦い続けた」と話した。

「諦めなくてよかった。ゲームを重ねるごとに力が抜けてきて、最終的に自分のプレーができるようになったから」

 前年に優勝したWTA1000大会のマドリッドとローマで結果を残せなかったシフィオンテクは昨年の全仏を最後に丸1年決勝に進出できておらず、世界ランクを5位まで落として今大会を迎えている。

「プレッシャーの中でも勝ているという実感を得るため、あのような勝利が必要だったと感じている。例えうまくいかないときでも流れを覆して勝つことができると信じることができるから」とシフィオンテクは試合後の記者会見で語った。

「間違いなく大きな自信になる。試合を完全にコントロールできるのは素晴らしいことだけど、強い選手たちを相手に常にそれができる訳じゃない。自分がもがきながらも戦い、問題を解決できたことに満足している」

 4年連続5度目の優勝を目指すシフィオンテクは次のラウンドで、第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を4-6 7-6(6) 6-1で破って勝ち上がった第13シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。

 25歳のルバキナは前哨戦のストラスブールで今季初優勝を飾って今大会を迎えていたが、連勝は「7」でストップした。

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写真◎Getty Images

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