テニス界屈指のエンターテイナー、ブブリクが世界5位ドレイパーを倒して初のグランドスラム8強入り [フレンチ・オープン]

写真はアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の男子シングルス4回戦でアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)を5-7 6-3 6-2 6-4で倒し、四大大会で初のベスト8進出を果たした。試合時間は2時間34分。

 グランドスラム本戦でプレーするのが26回目となるブブリクは、2023年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で4回戦まで勝ち進んだのがこれまでの最高成績だった。

 同大会に9年連続出場(2017年と18年の予選敗退を含む)となる27歳のブブリクはクレーコートでの勝率がもっとも低く、過去一度も2回戦より先に勝ち進んだことがなかった。昨年は2年ぶり4度目の初戦突破を果たし、2回戦でヤン レナード・ストルフ(ドイツ)に2-6 2-6 3-6で敗れていた。

 ふたりはこれがツアーレベルで3度目の対決だったが、ドレイパーは初黒星を喫した。昨年は1月にアデレード(ATP250/ハードコート)の準決勝で顔を合わせ、ドレイパーが7-6(2) 6-4で勝っていた。

 今大会でのブブリクは1回戦でジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-2 6-4 6-4で、2回戦で第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を2-6 2-6 6-4 6-3 6-2で、3回戦では予選勝者のエンリケ・ホシャ(ポルトガル)を7-5 6-1 6-2で破って16強入りを決めていた。

 キャリア12回目の対トップ10勝利を挙げたブブリクは準々決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)と第17シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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